The Morning Star Observer

2026年09月14日 月曜日朝刊 (Morning Edition)ArchiveAbout

トランプ大統領、ゼレンスキー大統領にロシアのディーゼル燃料攻撃停止を要求

米国のドナルド・トランプ大統領は13日、アイルランドのドーンベグにある自身のゴルフ場で記者団に対し、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、ロシアのディーゼル燃料生産施設への攻撃を止めるよう求めた。トランプ氏は、ウクライナによる攻撃が世界的なディーゼル不足を引き起こし、世界に悪影響を及ぼしていると主張した。

トランプ氏は「ゼレンスキー氏はただ一つのことをなすべきだ。ロシアのディーゼル燃料を破壊するのをやめることだ」と述べ、「他の標的はたくさんある。ディーゼル燃料を攻撃するな。それが世界を傷つけている」と付け加えた。同氏は、この不足は中東情勢によるものではなく、ロシアとウクライナの紛争によるものだと強調した。米国は既にゼレンスキー氏とこの問題について協議したという。

一方、ロシアとウクライナは夜通しドローンによる相互攻撃を続けた。ロシア国防省は389機のウクライナ製ドローンを撃墜したと発表し、ウクライナ空軍は453機のロシア製ドローンを迎撃または無力化したと報告した。ウクライナ西部では、ポーランド国境に近いヤホディン検問所付近でロシアのドローンがガソリンスタンドとキーウ発ワルシャワ行き旅客列車の機関車を直撃し、負傷者は出なかった。ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は「プーチンがエスカレートさせている」と述べ、ドナルド・トゥスク首相は危機チームを招集した。

また、ロシアのクレムリン報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、10月にロシア・ウクライナ・米国の三者間和平協議が再開される可能性を排除しないと述べた。中国とインドも仲介の用意があると表明している。トランプ政権は、11月の中間選挙を前に、イランとの戦争による燃料価格高騰の責任をウクライナに転嫁しようとしているとの見方もある。

インドネシア・ジャワ海でフェリー転覆、死者6人・行方不明130人に

インドネシアのジャワ海で13日、悪天候によりフェリー「ヴィルゴ・トランスポート8」が転覆し、少なくとも6人が死亡、約130人が行方不明となっている。救助隊はこれまでに107人を救出した。同船は東ジャワ州スラバヤからボルネオ島の南カリマンタン州バンジャルマシンへ向かう途中だった。

バンジャルマシン捜索救助事務所のイ・プトゥ・スダヤナ所長によると、船長は遭難信号を発する前に、最大3メートルの高波と船体の傾斜を報告していた。当局はその後、船が転覆したとの情報を受け取った。同船は日曜午前2時ごろに連絡が途絶え、約2時間後に救助機関へ報告が入った。最終確認位置はバンジャルマシンから約148キロ離れたジャワ海上だった。

インドネシア運輸相のドゥディ・プルワガンディ氏は、ヘリコプターによる観測の結果、船は転覆したものの沈没はしていないと述べた。救助活動には海軍艦艇を含む8隻の船と2機のヘリコプターが投入され、近くを航行していたタグボートなども支援に加わった。同船は243人(乗客213人、乗員30人)を乗せ、車両89台も積載していた。1987年に日本で建造された全長119メートルのフェリーである。

バンジャルマシンのトリサクティ港には数百人の家族らが集まり、乗客名簿と救助者リストを不安そうに確認した。叔父の名前が乗客名簿にあったというブンガさんは「ショックだったが、救助されたと聞いて安心した」と語った。26歳のジェナさんは兄の安否を待ちながら「悲しくてとても驚いている。昨夜から連絡が取れない」と話した。

インドネシアは1万7000以上の島々からなる群島国家で、フェリーは主要な交通手段である。しかし、安全基準の順守が徹底されず、海難事故が頻発している。先月はバリ島近海でフェリー火災により211人が救助され、1人が死亡、4人が行方不明となった。その2週間足らず前にもジャワ島沖で別のフェリーが火災を起こし、少なくとも5人が死亡した。今回の事故は、フィリピンで発生したフェリー火災(死者76人)のわずか4日後の出来事である。

トランプ政権、AI規制に慎重姿勢 「負の勢力」と批判し中国との競争優位を強調

ドナルド・トランプ米大統領は13日、アイルランド訪問中に記者団へ、人工知能(AI)開発の減速を求める声を「負の勢力」と一蹴し、中国に対する米国の技術的優位を維持する意向を強調した。トランプ氏は「我々はAIで中国をリードしている。世界で最も洗練された国であり、率直に言ってこの状態を維持したい。AIで勝つ者が全てに勝つからだ」と述べ、規制の必要性を認めつつも具体的な制度設計には言及しなかった。

トランプ氏の発言は、Anthropicのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)が前日に、AI開発の「ペースを落とす」ことを求める提言を発表した直後だった。アモデイ氏は「業界は長い間、人々にこの技術にリスクがあるという事実を隠してきた」と述べ、政府と市民の関与を求めた。この提言にはOpenAIのサム・アルトマンCEOやxAIのイーロン・マスク氏も即座に賛同を示した。さらに、Anthropicの元研究者ジェイコブ・コクソン氏が「AIはこの10年で人類を滅ぼし得る」と警告して辞任したことも議論に拍車をかけている。

米下院のマイク・ジョンソン議長は「議会が急いで臨時会合を開きAIを規制しようとすれば、中国との競争に敗れるだろう」と述べ、業界幹部との会合を提案した。一方、民主党のハキーム・ジェフリーズ下院少数党院内総務は「今すぐ断固たる措置を取るべきだ」と共和党の対応を批判した。オバマ前大統領も民主党に対し、AIの安全性と雇用への影響に関する「公的な対話」の枠組み構築を促した。

こうした中、OpenAIは2026年内の新規株式公開(IPO)を見送ることを決定した。アルトマン氏は「AIが人類を絶滅させる確率が10%でも許容できない」と述べ、安全性への懸念を理由に挙げた。米政府は8月に先進AIモデルの自主的な事前審査制度を導入したが、詳細は未公表のままであり、規制を巡る議論は11月の中間選挙を前に政治争点化している。

フーシ派の攻勢でサウジの東西パイプライン停止、紅海の要衝バブ・エル・マンデブを巡る緊張が世界の石油供給を直撃

サウジアラビアは、イラクから発射されたドローン攻撃を受け、紅海沿岸のヤンブー港と東部油田を結ぶ全長1200キロの東西パイプライン(ペトロライン)を一時停止した。リヤドとメディナ両地域で発生した攻撃を受けた予防措置であり、サウジ当局は負傷者が出たと発表した。ロイター通信によると、このパイプラインの輸送能力は日量400万〜500万バレルで、世界供給量の約4〜5%に相当する。

パイプライン停止の背景には、二つの圧力がサウジに同時にのしかかっている。一つはイラクのイラン系民兵によるドローン攻撃であり、もう一つはフーシ派の紅海沿岸での進撃である。フーシ派はバブ・エル・マンデブ海峡に近いマユン島(ペリム島)を制圧し、紅海とアデン湾を結ぶ重要航路への支配を強めた。フーシ派報道官ヤヒヤ・サリーは、サウジ南部のシャルーラ軍事基地を弾道ミサイルとドローンで攻撃したと主張し、イエメンへの攻撃が続く限り、より大規模な攻撃をサウジ深部に加えると警告した。

サウジは世界最大の原油輸出国であり、ペトロラインと紅海航路の寸断は世界の石油フローを直接脅かす。サウジはこのパイプラインで日量約400万バレルを紅海のヤンブー港へ迂回輸送してきたが、停止によりヤンブーの在庫は輸出を維持できるのは5〜7日分しかないと、業界関係者が指摘する。国際エネルギー機関(IEA)によると、サウジの原油生産量は8月に日量620万バレルまで低下し、2月の1090万バレルから激減した。世界の石油供給は今年、日量570万バレル(約6%)減少する見通しだ。

この事態を受け、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相はサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と電話会談し、フーシ派の攻撃に対する「完全な連帯」を表明した。シャリフ首相は、フーシ派の行動が地域の平和と安全を脅かし、世界経済とエネルギー供給をさらに混乱させると警告した。両首脳は緊密な連絡を維持し、早期の会談を望むことで一致した。また、パキスタン、サウジ、トルコが8月7日に締結した相互防衛協定への関心も再燃しているが、パキスタン外務省は現時点で軍事対応は協議されていないと説明した。

イラク側では、バグダッドが攻撃の発射地点とされるイラン国境に近いミーサーン県の司令官を更迭し、国境検問所の運用を再編した。イラク治安部隊は、攻撃に使われたとされるドローン発射台を発見・押収したと発表した。バグダッドはサウジにイラクへの報復を行わないよう要請しており、イラク領土が代理戦争の発射台となることを防ぐ「予防的主権」の原則を強調した。

フーシ派は9月3日からイエメン西部での大規模攻勢を開始し、サウジ派部隊を約5400平方キロメートルから一掃した。紅海沿岸の港湾都市モカやバブ・エル・マンデブ海峡の要衝ペリム島を制圧し、7つの連合軍師団が数日で崩壊したとされる。国際移住機関(IOM)によると、今月初めからの戦闘で8万5000人以上が避難し、2000人以上のイエメン人がバブ・エル・マンデブ海峡を渡ってジブチに到達した。サウジは週末にイエメンへの空爆を少なくとも129回実施し、フーシ派側は過去24時間で58回の空爆が6県に及んだと発表した。

米国とサウジの関係にも変化が生じている。サウジのムハンマド皇太子はトランプ大統領にフーシ派への空爆を2度要請したが、トランプ大統領はこれを拒否し、米国は情報支援と目標特定支援に限定したと報じられた。米中央軍司令官ブラッド・クーパー提督がサウジを訪問し緊急協議を行ったが、リヤドが求めた軍事支援は実現しなかった。サウジ国内には100人以上の米軍関係者が駐留し、目標データを提供しているが、前線の崩壊を食い止めるには至っていない。

この一連の混乱は、世界のエネルギー市場に深刻な影響を及ぼす。ホルムズ海峡の封鎖により湾岸産原油の主要輸送路が機能不全に陥る中、ペトロラインはサウジにとって生命線となっていた。その生命線が途絶えたことで、原油価格の高騰が世界的なインフレを加速させ、米国債利回りは2008年の金融危機以来の高水準に達した。パイプラインの復旧が数日で実現するか、数週間単位の長期化となるかが、世界の原油市場を左右する最大の焦点となる。紅海はもはや中東の水路にとどまらず、アフリカ大陸の貿易ルートやスエズ運河回廊にも波及する地域紛争の拡大アリーナと化している。

政治 (Politics)

ホルムズ海峡巡りイランと湾岸諸国がオマーンで協議へ、米国との対立は継続

イランは9月14日、オマーンのサラーラで開催予定だった湾岸協力理事会(GCC)諸国との地域会合を前に、ホルムズ海峡の暫定航路に関するオマーンとの合意内容を湾岸諸国に提示する構えだ。イラン外相アッバス・アラグチは、この合意は海峡の全面再開を意味するものではなく、米国が6月にパキスタンの仲介で署名した14項目の覚書(MoU)を履行することが再開の条件だと強調した。

しかし、オマーン外相バドル・アルブサイディは13日、サラーラでの会合が「合意形成のため」延期されたと発表した。延期の理由は明らかにされていないが、イランと湾岸諸国の間では、海峡の安全航行や暫定航路をめぐる協議が続いている。

イランは2月28日に米国とイスラエルが共同で開始した軍事攻撃への対抗措置として、世界の石油供給の約5分の1が通過するホルムズ海峡を封鎖した。これにより、海峡を通過する船舶は戦前の1日あたり約130〜140隻から、5〜7隻にまで激減した。国際エネルギー価格は高騰し、ブレント原油は先週1バレル100ドルを突破した。

イランは海峡の管理権を正式に認めさせ、通過船舶から料金を徴収することを目指しているが、米国はこれに反対している。オマーンは海峡の対岸を領有しており、他の地域諸国の合意を得た上で交渉を進めている。

一方、バーレーンはイランとの国交回復が実現するまで、イランを含む集団会合に参加しないと表明した。バーレーンは2016年にサウジアラビアとともにイランと国交を断絶しており、サウジは2023年に国交を回復したが、バーレーンは回復していない。

また、米国のドナルド・トランプ大統領は13日、イラン戦争が今年中に終結するとの見方を改めて示し、11月の中間選挙直後に終わる可能性があると述べた。トランプ氏は「イランはどうしても合意したがっている。彼らは絶えず電話をかけてくる」と語り、ガソリン価格が「岩のように下落する」と予測した。

さらに、イランでは6月の12日間戦争による損害賠償を求める訴訟の初公判が開かれた。約35万2983人のイラン人が原告となり、米国とイスラエルによるイラン領土の違法な侵害に対する精神的損害の補償を求めている。

イランのアラグチ外相は、地域の安全保障の責任は「もっぱら地域諸国にある」との立場を繰り返しており、米国の仲介に依存しない地域独自の枠組み構築を目指している。この動きは、カタール外務省スポークスマンのマジェド・アルアンサリ氏が「安全保障における自給自足が唯一の前進の道だ」と述べるなど、湾岸諸国の間でも米国の安全保障の傘への依存を見直す機運を高めている。

新デリー宣言を採択したBRICS首脳会議、中東とウクライナを巡る亀裂を内包しつつ結束を演出

第18回BRICS首脳会議が9月12日から13日にかけてインドのニューデリーで開催され、首脳らは「包括的なグローバル成長」を議論し、中東情勢の沈静化を求める共同声明を採択した。インドのナレンドラ・モディ首相は、BRICSが「世界人口の50%、世界GDPの40%、世界貿易の25%以上」を代表すると述べ、多様性と協力の重要性を強調した。

首脳会議は初日に「ニューデリー宣言」を採択した。宣言は中東での緊張の継続に「深い懸念」を表明し、「最大限の自制」を求めた。また、パレスチナの強制移住に反対し、二国家解決を支持する一方、ロシアのウクライナ戦争には言及しなかった。これは従来のBRICS宣言からの逸脱であり、米国のドナルド・トランプ大統領の怒りを避けるための慎重な姿勢とされる。

会議の最大の焦点は、インドと中国の関係修復だった。習近平国家主席は7年ぶりにニューデリーを訪問し、モディ首相と会談した。両首脳は国境問題の「公正で合理的かつ相互に受け入れ可能な解決」へのコミットメントを再確認した。2020年の国境紛争以来冷え込んでいた両国関係は、段階的に改善している。

南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は、国際法の平等な適用を求め、ガザ、スーダン、イランを「選択的」正義への批判の中心に据えた。同国のイスラエルに対する国際司法裁判所(ICJ)への提訴を背景に、BRICSを政治的圧力のプラットフォームとして活用しようとしている。

ナイジェリアのカシム・シェッティマ副大統領は、国際政治構造と国際金融機関の改革を要求し、国連安全保障理事会の改革を訴えた。同国は昨年BRICSのパートナー国に加盟しており、アフリカの発展優先課題を前進させることを目指している。

イランのマスード・ペゼシュキアン大統領とアブダビのハーリド・ビン・モハメド皇太子は、戦争開始以来初めての首脳級会談を行った。米国とイスラエルの軍事攻撃と経済圧力に直面するイランにとって、BRICSは孤立していないことを示す機会となった。

一方、会議の裏ではインドの首都で警備を担当する警官が銃を持ってSNS用の動画を撮影し、部門調査の対象となる一幕もあった。また、モディ首相主催の夕食会には中国の王毅外相が代理出席し、習主席はホテルで休息を取ったとされる。

BRICSは2009年に主要新興経済国のフォーラムとして設立され、現在は11カ国に拡大している。今回の首脳会議は、西側主導の機関でより大きな影響力を求める新興国の結束を演出したが、中東やウクライナを巡る加盟国間の亀裂は依然として深い。今後の課題は、宣言を具体的な行動に移せるかどうかにある。

スウェーデン総選挙、中道左派が51.3%で優勢 極右は初の後退か

スウェーデンで13日に行われた総選挙は、出口調査で中道左派野党が与党右派連合をリードする結果となった。国営テレビSVTの調査では、マグダレーナ・アンデション党首率いる社会民主党を含む左派ブロックが51.3%を獲得し、ウルフ・クリステルソン首相の右派連合は46.8%にとどまった。極右スウェーデン民主党は17.2%となり、2010年の議会進出以来初めて支持を失う可能性が示された。

社会民主党は28.4%で第一党を維持したが、前回2022年選挙から約2ポイント後退した。一方、クリステルソン首相の保守党は18.1%で第二党に浮上する見込みだ。スウェーデン民主党は第三党に後退し、政権入りの悲願は不透明となった。

アンデション氏は投票後、「スウェーデン民主党が完全に支配する政権か、私が率いる協力の精神に満ちた政権かを国民が決める」と述べた。左派ブロック内では左翼党と中央党の連立を巡る対立が残るが、政権奪還には過半数を確保する必要がある。最終結果は海外投票の集計を待つため、数日かかる見通しだ。

トランプ氏、アイルランド訪問でウィスキー関税撤廃を約束 北愛統一への支持も強調

米大統領ドナルド・トランプ氏は13日、アイルランド西部ドゥーンベグにある自身所有のゴルフ場で行われたアイリッシュ・オープン最終日に出席し、アイルランド産ウィスキーに課されている関税を撤廃すると約束した。2日間の非公式訪問の最終日、トランプ氏は「アメリカ合衆国の名において、アイルランド産ウィスキーの関税を撤廃する」と宣言した。この発言は会場に集まった観衆から大きな歓声で迎えられた。

トランプ氏は、訪問中にアイルランドのミホール・マーティン首相(タオイシェク)らから関税撤廃を強く求められたと明かした。アイルランド産ウィスキーは現在、米国で10%の関税が課されており、無関税のスコットランド産や北アイルランド産に対して不利な立場にある。アイルランド国営放送RTÉによると、マーティン首相は12日にダブリンで行われた会談でこの関税撤廃を提案し、トランプ氏は検討を約束したという。

一方、トランプ氏はアイルランド統一への支持も改めて表明した。前日のマーティン首相との会談後に「遅かれ早かれ」統一が実現すると述べたことに続き、この日も「北アイルランドとアイルランドがある。それらを一つにするのが自然だ」と語った。スコットランド独立については「また別の日に取っておく」と回答を避けた。

今回の訪問には大規模な警備が敷かれ、ダブリンでは1万人以上が反トランプデモを行った。ドゥーンベグのゴルフ場周辺でも約100人が抗議活動を行い、前日には3人の女性がゴルフ場への立ち入りで逮捕された。一方で、地元住民からはゴルフ場が雇用と経済にもたらす恩恵を評価する声も上がった。

トランプ氏はこの日、大会を制したアイルランドのシェーン・ローリー選手に優勝トロフィーを授与した。ローリーは23アンダーで2度目の優勝を果たし、トランプ氏は「彼は素晴らしい。偉大な男だ」と称賛した。トランプ氏はこの夜、シャノン空港から帰国の途につく予定だ。

世界のエネルギーと政治の動向:トランプ政権の税制からBRICSの原子力まで

世界では、政治・経済・エネルギー分野で複数の重要な動きが同時に進行している。米国ではトランプ政権が移民への税額控除を制限する新規則を提案し、バングラデシュでは電力供給の再開と政府のエネルギー政策が焦点となった。アンゴラでは南部が国家送電網に接続され、イランではレジスタンスの戦略的パワーが強化された。さらに、BRICS諸国は原子力発電のリーダーとなる見通しを示した。

米国では、財務省と内国歳入庁が、帰属可能な税額控除の還付を外国人に制限する新規則を提案した。対象となるのは、養子縁組税額控除、児童税額控除、アメリカン・オポチュニティ税額控除、勤労所得税額控除の4つである。財務長官スコット・ベッセントは、『トランプ政権下では、不法移民が納税者の資金で給付を受ける時代は終わった』と述べた。この規則は、市民権を持つ者や適格外国人だけが還付を受けられるようにするもので、多くの移民労働者に影響を与える。

バングラデシュでは、アダニ・パワーのゴッダ発電所のユニット2が技術的故障から復旧し、国家送電網への送電を再開した。また、社会福祉担当国務大臣ファルザナ・シャルミンは、政府が電力・エネルギー危機を解決し、他国への依存を減らす意向を示した。アンゴラでは、南部地域が国家送電網に接続され、長年のディーゼル発電への依存を終えた。ゴッヴェ水力発電所からウイラ州とナミベ州への220kV送電線が完成し、35万世帯以上が恩恵を受ける見込みである。

イランでは、レジスタンス軸の新たな戦略的パワーが形成されたと分析されている。また、電力産業の広報担当者は、再生可能エネルギー容量が4倍に増加し、火力発電所のインフラで前例のない記録を達成したと発表した。ロシアのロスアトムCEOアレクセイ・リハチェフは、BRICS諸国が将来、原子力発電のリーダーになると述べた。インドの予測では、2050年までにエネルギー消費が2.5倍に増加し、2047年までに最大100GWの原子力発電施設が建設される見通しである。

自動車分野では、ポルシェが新型カイエン・エレクトリックを発表した。0-100km/h加速2.5秒、最高出力1,156馬力のターボ版など、高性能な電気SUVである。スポーツでは、スペイン女子バスケットボール代表がワールドカップで銅メダルを獲得した。ドイツを81-58で破り、新世代の選手が活躍した。

これらの動きは、エネルギー安全保障の強化と地政学的な変化を示している。米国の税制改革は移民政策と財政に影響を与え、バングラデシュとアンゴラの電力供給改善は経済発展を後押しする。イランの戦略的パワーとBRICSの原子力計画は、国際的な力のバランスを変える可能性がある。

ホルムズ海峡でイラン商船が被弾、1人死亡 米軍の即時声明なし

イラン国営通信IRNAは、ホルムズ海峡のケシュム島沖で日曜早朝にイラン商船が被弾し、乗員1人が死亡、4人が負傷したと伝えた。ケシュム市長アミール・テイムーリーは「テロリストたる敵」を非難し、死亡した人物は貨物船の10人乗組員の一人だったと述べた。当局は発射体の正体をまだ特定していない。

英国海運貿易庁(UKMTO)は、海峡を航行中の船舶が正体不明の発射体に撃たれ、その後船内で火災が発生したと報告した。現地当局が現場に到着し、乗組員の避難を支援しているという。米軍はこれまでイラン船籍の船舶を攻撃しており、イラン港の封鎖を続けているが、今回の件に関する即時の声明はなかった。

この攻撃は、テヘランが地域諸国に海峡の交通管理策を説明する会合を翌日に控えた中で発生した。イランとオマーンは海峡の管理で合意に向けて協議しており、日曜にはオマーンで湾岸諸国との外相会合が予定されていた。バーレーンは不参加を表明している。

イラン大統領は、米国が封鎖を終わらせれば海峡は開かれると述べた。商船の通行量は依然として低く、イランは通行料の徴収に関心を示している。2月28日の米イスラエルによる戦争開始以来、ホルムズ海峡は国際的な水路から争点へと変わり、世界のエネルギー価格を押し上げている。

韓国、中国投資家ミンの仲裁請求を最終棄却…6年越しの紛争に勝利

韓国政府は、中国人投資家ミン・フェンジェン(Min Fengzhen)が提起した投資紛争で最終勝利を収めた。国際投資紛争解決センター(ICSID)の取消委員会が土曜朝、ミンの申請を棄却したと、政府が日曜に発表した。これにより、2024年5月の仲裁判断が維持され、ミンの投資は違法であり韓中投資協定の保護対象外と判断された。

ミンは当初約2兆ウォンの損害賠償を求め、最終的にはピーコリア(Pi Korea)の株式返還または少なくとも2641億ウォン(1億9700万ドル)の金銭賠償を主張していた。事件は2007年にさかのぼる。ミンが韓国でピーコリアを設立し、3800億ウォンを借り入れて北京の華浦ビルを購入したが、返済不能に陥り、銀行が担保の株式を売却。ミンは韓国の裁判所で争ったが、2017年に大法院で敗訴した。さらに銀行員への利益供与で有罪判決を受けた。2020年、ミンは投資家対国家の仲裁を申し立てたが、裁判所はミンの投資が不正な資金調達スキームの一部だったと認定し、2024年5月に全請求を棄却した。

取消委員会は、仲裁廷が権限を超えた、公正な審理を受けられなかった、判断の説明が不十分だというミンの主張を退け、元の判断を維持した。さらに委員会は、ミンの韓国政府の訴訟費用約15億1000万ウォンと利息、取消手続き費用42万6751ドルの全額負担を命じた。この勝利は、2025年11月のローンスター事件、2026年2月のエリオット・マネジメント事件、3月のシンドラー事件に続くもので、韓国政府が主要な投資家対国家紛争で連勝を重ねていることを示す。

トルコ、LGBTQ+団体への一斉捜索で数十人を拘束 「家族の保護」掲げる政府と人権団体の対立激化

トルコ当局が週末、LGBTQ+団体の事務所や活動家の自宅、ゲイバーなどを対象に一斉捜索を実施し、少なくとも47人を拘束した。イスタンブール首席検察官事務所によると、12州で38人の容疑者に対する捜索が行われ、26人が拘束された。薬物、デジタル機器、密輸酒、銃器が押収されたという。アンカラ首席検察官事務所は別の声明で、LGBTQ+団体「Kaos GL」をめぐる捜査でさらに21人を拘束し、5人が行方不明(捜索中)だと発表した。Kaos GL側は少なくとも50人の活動家が拘束されたと主張している。

この作戦は「マイ・ファミリー・イズ・セーフ」と名付けられ、政府は家族の価値観を守るためのものだと説明する。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が推進する「家族と人口の10年」構想の一環で、出生率低下と高齢化への対応を狙いとしている。司法大臣アキン・ギュルレク氏は、イスタンブール、アンカラ、イズミル、アイドゥン、メルスィンの検察官が調整する捜査で、15州にまたがる162人の容疑者、9つの団体、13の企業が対象になっていると述べた。当局は、同性愛や性自認に関する問題で子どもや未成年者が不当な影響を受けているという証拠があるとしている。

一方、人権団体は政府が近年、LGBTQ+コミュニティを標的にしていると非難する。トルコ人権協会はX(旧ツイッター)で「この作戦の本当の名前は『マイ・ファミリー・イズ・セーフ』ではなく、国家主導の差別、恐怖の政治、市民社会の解体だ」と述べた。欧州議会のトルコ担当報告者ナチョ・サンチェス・アモール氏は、一連の逮捕を「抑圧の衝撃的なエスカレーション」と評し、「道徳的課題の押し付けは基本権とトルコの国際的約束への明白な違反であり、国を暗い道へ導いている」とXに投稿した。

トルコでは同性愛関係自体は非合法ではないが、ホモフォビアが根深く、エルドアン大統領はLGBTQ+を「変態」と呼び、出生率低下の原因としている。しかし、実際の出生率低下は経済危機、インフレ、住宅価格の高騰、育児環境の整備不足、女性の教育・就業率向上など構造的要因が大きいと指摘される。今回の捜索は、来たる選挙を前に保守的な支持層へのアピールを強める与党・公正発展党(AKP)の戦略とも重なる。今後、市民社会の反応と政府の対応が、トルコにおけるLGBTQ+の権利をめぐる議論の行方を左右することになる。

トランプ大統領の5000ドル配当公約、共和党下院トップが支持表明 中間選挙へ

米下院議長マイク・ジョンソンは13日、共和党が中間選挙で勝利した場合に全成人へ5000ドルを配布するというトランプ大統領の公約について、議会が実現に向けて取り組むとの意向を示した。NBCの番組『ミート・ザ・プレス』で語ったもので、ジョンソンは「議会が取り組み、合意を見つけることを約束する」と述べた。

トランプ大統領は先週、ダラスで開かれた共和党大会で「配当」を公約した。11月3日の議会選挙を前にしたこの提案は、米国政治の幅広い層から懐疑的な見方を呼んでいる。費用は1.2兆ドルを超えると試算され、成人人口は約2億4000万人に上る。8月には国家債務が初めて40兆ドルを突破しており、財政への懸念が強まる中での発表となった。

カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムは「最も汚職した大統領」と批判し、民主党は下院を奪取すればトランプ一家の資産増大や政権の政策を調査するとの構えだ。一方、共和党のバーニー・モレノ上院議員は選挙直後の法案提出を表明するなど、党内では支持の動きも出ている。ジョンソン下院議長は「アイデアの宝庫だ」とトランプ氏を称賛しつつ、「悪魔は細部に宿る」と具体化の必要性も認めた。

イエメン紛争激化、2000人以上がジブチへ避難 フーシ派が紅海沿岸を掌握

国連によると、イエメン紛争の激化により今週2000人以上がジブチに到着した。フーシ派が紅海沿岸の要衝モカ港とペリム島を制圧し、戦略的なバブ・エル・マンデブ海峡を掌握したことで、避難が加速した。

国際移住機関(IOM)は日曜日、ソーシャルメディア上で「イエメンでの戦闘を逃れた2000人以上がジブチの海岸に到着した」と発表した。最初の到着は木曜日の夜で、ジブチの経済財務相イリヤス・ムーサ・ダワレは土曜日時点で約1400人としていた。ジブチはバブ・エル・マンデブ海峡を挟んでイエメンと対峙し、中東戦争開始後にイランがホルムズ海峡を封鎖して以降、サウジアラビアの石油輸出の重要な経路となっている。

フーシ派は木曜日に紅海の港湾都市モカを制圧し、金曜日にはペリム島を掌握。これにより、アジアとヨーロッパを結ぶ海上交通の要衝を完全に押さえた。イエメン政府軍は土曜日、モカ周辺でフーシ派への空爆を実施し、奪還を試みている。政府軍報道官マジェド・アブドゥッラー・アル=ナジリは、モカとドゥバブを結ぶ道路上でフーシ派の車両や人員を攻撃したと述べた。一方、フーシ派はサウジアラビアが過去48時間で100回以上の空爆を行ったと非難している。

国連によると、7月以来少なくとも7万6000人がイエメン国内で避難を余儀なくされ、フーシ派の攻勢により先週だけでその数は4倍に増えた。国際移住機関のイエメン責任者アブドゥサットル・エソエフは、モカ陥落により援助機関が支援を届けにくくなったと指摘する。政府軍はマリブで再編成し、再戦を誓っているが、内部の指揮系統の分裂が課題となっている。アナリストのモハメド・アル=バシャは、8つの軍が影響力を競い合う分裂した指揮系統ではフーシ派に対抗できないと述べた。

この紛争は、イランとサウジアラビアの代理戦争の様相を強め、紅海の航行に直接的な脅威を与えている。フーシ派の進撃は、サウジアラビアやエジプトを米国主導の対イラン連合に近づける可能性があり、地域の勢力図を変える要因となり得る。また、イエメン国内では85,000人以上が避難しており、人道危機が深刻化している。

BRICS首脳会議、新デリーで閉幕 モディ首相が15件の首脳会談を実施、中国へ議長国引き継ぎ

第18回BRICS首脳会議が9月13日、新デリーで閉幕した。インドのモディ首相は3日間で15件の首脳会談を実施し、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、イランのペゼシュキアン大統領らと個別に会談した。会議では拡大された11カ国体制の結束を強調し、西アジア危機やウクライナ情勢、海上安全保障、貿易、エネルギーなどが議題となった。

モディ首相と習氏の会談では、国境問題の公平かつ合理的な解決へのコミットメントを確認し、両首脳は関係を戦略的かつ長期的な視点で捉える必要性を強調した。モディ首相は「相違を紛争に変えてはならない」と述べ、相互尊重と相互利益に基づく関係構築を訴えた。また、インドは2027年に中国がBRICS議長国を務めることに祝意を表した。

モディ首相とプーチン大統領の会談は45分を超え、ウクライナ紛争と西アジア危機が海上貿易とインド人船員の安全に与える影響について議論した。両首脳は2030年までに二国間貿易を1000億ドルに拡大する目標に向けて取り組むことで合意し、経済協力プログラム2030の実施についても協議した。クレムリンのペスコフ報道官は、モディ氏と習氏がウクライナ和平に向けて「良い仲介役」を積極的に申し出たと明らかにし、プーチン大統領がこれを歓迎したと述べた。

モディ首相はイランのペゼシュキアン大統領とも会談し、インドとイランの関係、BRICS協力、西アジアの緊張激化に焦点を当てた。両首脳は紛争を対話と外交で解決するというインドの一貫した立場を再確認し、航路の自由と商業、船員の安全についても議論した。

会議ではニューデリー宣言が採択され、テロ、紛争、貿易、制裁、エネルギー、金融、開発を網羅する主要な政治成果となった。モディ首相は閉幕セッションで、BRICSが第3の10年に入るにあたり「世界は理念やコミットメントだけでなく、具体的な成果を期待している」と述べた。習氏はグローバルサウスの利益を推進するためBRICSの役割強化を求め、「歴史的主導権を握り、国際情勢における積極的で安定した建設的な力となる」よう訴えた。

今回の首脳会議は、西アジアとウクライナの紛争がエネルギー市場と世界のサプライチェーンに影響を与える中で開催され、インドにとってロシアや湾岸諸国との戦略的パートナーシップを深め、中国との関係を安定させ、アフリカ・中央アジア・東南アジアへの外交的働きかけを強化する機会となった。BRICSの議長国は2027年に中国へ引き継がれ、第19回首脳会議は中国で開催される予定だ。

イスラエル、シリア南部で攻勢拡大 レバノンでは避難民の永続化が深刻化

イスラエル軍はシリア南部の非武装地帯で砲撃と地上侵攻を継続し、ダマスカスへの接近路を絶え間ない爆撃下に置いている。ベイト・ジン周辺の農地やハルブーン丘陵への砲撃に加え、クネイトラ県では戦車3両と装甲兵員輸送車10両以上を含む縦隊がタル・アフマルへ進軍した。2024年12月のシリア旧政権崩壊以降、イスラエル軍はシリア南部で少なくとも70回の地上攻撃と空爆を実施し、1974年の兵力離脱協定で非武装地帯とされた領域の奥深くに恒久的な陣地を10箇所設置した。国連監視団は、この一連の緊張激化以降、シリア市民49人が拘束されたと記録している。

シリアのアサド・アル=シェイバニ外相は、イスラエルとの紛争を外交的に解決する方針を改めて表明し、1974年協定の履行と、2024年12月8日の政権交代以前の分離線までのイスラエル軍撤退を求めた。トルコのハカン・フィダン外相も、イスラエルの攻撃がシリアの対テロ戦闘を間接的に妨げていると非難し、国際社会のより断固とした対応を訴えた。一方、レバノンではイスラエル軍が南部ナバティエ県のアル=ダブシャ丘陵などに新たな空爆を実施した。6月の枠組み合意後も攻撃は続き、避難民は約33万人に減少したものの、その帰還は脆弱で、南部の破壊が恒久的な避難を生み出している。

イスラエルはイラン戦争で戦略的目標を達成できず、米国依存を深める一方、アブラハム合意は停滞し、地域の政治再編を迫られている。シリアとレバノンでの軍事作戦は、イスラエルの地域支配の試みが現地の抵抗と国際的な非難に直面している現状を浮き彫りにしている。

世界の動向:サッカー、政治、時計の最新ニュース

アルゼンチンでは、プロサッカーリーグのトルネオ・クラウスーラ2026の第9節が行われ、フラカン対ラシン、インデペンディエンテ対サン・ロレンソなど5試合が予定されている。各試合には、主審とVARが割り当てられ、放送局も決定している。

オランダでは、国王ウィレム=アレクサンダーが議会開会で演説を行う。首相ロブ・ジェッテンは、ソーシャルメディアへの投稿をAIで作成していることが分析で明らかになった。ドイツでは、フランクフルトの路面電車チームが欧州選手権に出場する。オビのオレンジ色の商標争いでは、連邦最高裁判所が最終判断を下す。メクレンブルク=フォアポンメルン州では選挙が行われ、ロシアのボン総領事館が閉鎖される。

フランスでは、時計メーカーB.R.M.が、自動車、航空、バイク、ヨットをモチーフにした新しいデスク時計コレクションを発表した。アルミニウムを精密に加工し、職人の手で仕上げられている。

これらのニュースは、政治、スポーツ、文化の各分野で、世界の動きを反映している。

経済 (Economy)

ケニアの4銀行が世界トップ500入り、東アフリカ初の快挙

ケニアの大手銀行4行が、2026年に発表された2つの世界ランキングで上位に入り、東アフリカの金融力の変化を示した。フォーブス誌の初の「世界の優良銀行トップ500」には、コーポラティブ銀行、エクイティ・グループ、KCBグループ、スタンビック・ホールディングスの4行が選出された。ザ・バンカー誌の「トップ1000」では、KCBグループがティア1資本24億5500万ドルで東アフリカ首位の549位にランクインした。

ケニアの銀行3行は、資本力でアフリカ上位25行に入った東アフリカの4行のうち3行を占めた。南アフリカが大陸ランキングの上位を引き続き支配している。ケニアの銀行は東アフリカと中央アフリカに事業基盤を築き、貿易回廊やインフラ事業に資金を提供してきた。資本力、収益性、地域展開が国境を越えた拡大を支える資金調達力を左右し、この力学が東アフリカ共同体とその先の競争を再形成している。

アフリカの銀行は、国際金融公社、欧州投資銀行、アフリカ開発銀行との融資関係を通じて、グローバル銀行が後退した市場へケニア資本の到達範囲を広げている。ランキングでの評価は、国際投資家や開発金融機関との交渉力を高め、資金調達コストの低下や新たな提携の扉を開く可能性がある。ケニアの銀行がこの評価を持続的な市場シェア拡大に結びつけられるかが、今後の焦点となる。

中南米主要国のユーロ相場、9月13日時点でまちまち メキシコは小幅下落

2026年9月13日時点の中南米各国におけるユーロ相場は、国ごとに異なる動きを示した。ベネズエラでは978ボリバル、ウルグアイでは46.81ペソ、パラグアイでは6,862グアラニー、ペルーでは3.90ソル、ニカラグアでは42.82コルドバ、パナマでは1.16バルボア、ホンジュラスでは31.22レンピラ、グアテマラでは8.88ケツァル、コスタリカでは528コロンと、前日比で横ばいの国が大半を占めた。一方、メキシコでは19.68ペソとなり、前日終値の19.69ペソから0.03%下落した。

アルゼンチンでは、ユーロは1,700ペソ(買値)・1,800ペソ(売値)で、前日比横ばいだった。ブラジルレアルは285ペソ(買値)・307ペソ(売値)で、年初来では6.34%上昇した。ビットコインは76,804ドルで前日比0.68%下落し、アルゼンチンペソ換算では1億1,596万6,998ペソとなった。ドル・タルヘタは1,989ペソ、ドルMEPは1,536.50ペソ、ドルCCLは1,594.60ペソで、いずれも前週比で上昇した。

年初来の変動を見ると、ベネズエラは+175.46%、ウルグアイは+1.77%、ニカラグアは+5.72%、パナマは+6.45%、ホンジュラスは+13.53%、グアテマラは+7.03%と上昇した。一方、パラグアイは-15.28%、ペルーは-7.12%、メキシコは-7.16%、コスタリカは-4.85%と下落した。中南米経済におけるユーロの位置づけは、ドルに次ぐ基軸通貨としての役割にあり、旅行・貯蓄・貿易などの分野で参照される。

トランプ大統領、世界最低金利を要求 米連邦準備理事会の会合前に

ドナルド・トランプ米大統領は、連邦準備理事会(FRB)の次回政策会合を数日後に控えた日曜日、米国より低い金利を持つ国はないはずだと述べた。トランプ大統領はアイルランドのドーンベグにある自身のゴルフ場で記者団に語り、FRBの政策担当者が今週の会合で利上げを行うかどうかは分からないとしたが、インフレと経済に関するFRBのデータが何を示していようと、米国は「世界で最も低い金利を支払うべきだ」と主張した。

FRBの会合は、労働省の消費者物価指数が4カ月ぶりの大きな上昇を記録した週のわずか後に開かれる。これにより、米中央銀行が利上げを行うとの見方が強まった。会合は、共和党が米議会両院で僅差の多数派を維持できるかを決める中間選挙の数週間前に開かれる。最近のロイター/イプソス世論調査によれば、利上げは有権者の負担感への懸念を強める可能性がある。インフレが続く中でトランプ大統領の支持率は低下しており、同氏はFRBの金利水準が米国を犠牲にして他国を利していると主張してきた。

トランプ大統領は「誰よりも公式に詳しい。世界で最も優れた信用力を持つ我々が、他国を豊かにしている」と語った。同大統領は元FRB議長のジェローム・パウエル氏を頻繁に批判してきたが、今年初めに自身が指名したケビン・ウォーシュ氏が議長に就任して以降はFRBの指導部に対してより好意的な姿勢を示している。しかし最近では、その要求をより明確にしている。

社会 (Society)

モンテ湖でボート転覆、漁師3人死亡・2人不明 ブエノスアイレス州

ブエノスアイレス州グアミニーのモンテ湖で週末、漁に出ていたボートが転覆し、乗っていた5人のうち3人が死亡した。残る2人は依然として行方不明で、捜索が続けられている。

事故は土曜日に発生した。5人の男たちがラス・エンカデナダス・デル・オエステ水系の湖の一つで航行中、ボートが転覆し、全員が水に落ちた。地元紙ラ・マニャーナによると、転覆は土曜日の正午から午後1時の間に起き、その地域で優勢だった風の影響で、地元ガイドが操縦していたトラッカー船がひっくり返ったという。

グアミニー消防義勇隊、市民防衛局、コミューン警察が救助活動を展開し、これまでに3人が遺体で発見された。犠牲者はサン・イシドロ出身の84歳ホセ・ドミンゴ・カリソさん、首都連邦出身の71歳カルロス・アウグスト・ペレスさん、70歳のホセ・ルナさんと判明した。

残る1人の漁師と地元ガイドの救出が待たれる。捜索は土曜日、日没まで続けられたが、暗さのために中断され、日曜日の早朝に再開された。作業は湖の複数の区域に集中し、ボートがたどった航路を特定して、行方不明の2人がいる場所を突き止めようとしている。

この悲劇を受け、グアミニーコミューン警察署は、モンテ湖でのすべての漁業活動を当面の間、中止すると発表した。

科学・技術 (Science & Tech)

AI大手が開発減速へ舵、OpenAIは上場延期 業界に「コードレッド」

人工知能(AI)業界に「コードレッド」が発令された。Anthropicのダリオ・アモデイCEOとOpenAIのサム・アルトマンCEOが相次いで開発の減速を訴え、アルトマン氏はOpenAIの大型株式上場を今年見送ると発表した。イーロン・マスク氏(xAI)やGoogleのデミス・ハサビス氏も減速論に同調しており、世界のAI大手が一斉にブレーキを踏んだ格好だ。

アモデイ氏は土曜日の論文で開発の大幅な減速を求め、「人類への義務だ」と述べた。CBSのインタビューでは「産業界は長い間、この技術にリスクがあることを人々に隠してきた」と指摘し、「パニックになる必要はないが、減速すべきだという警告だ」と語った。アルトマン氏は『Fortune』誌で「安全性に関するあらゆる状況を考慮すると、今は上場に適した時期ではない」と説明。ウォール街が期待した1兆ドル超の評価額での上場は持ち越しとなった。

減速論の背景には、AIエージェントの暴走や再帰的自己改善への懸念がある。7月にはHugging FaceがAIエージェントの群れに攻撃され、AnthropicのClaudeも同様の「いたずら」を働いた。アモデイ氏は「6〜12か月以内にAIエージェントの群れがインターネット全体を掌握する可能性がある」と警告し、AnthropicがClaudeで生物兵器の開発を阻止した事例も報告された。一方、トランプ大統領はこうした懸念を「非常に否定的な力」と一蹴し、中国とのAI競争に勝つことこそ重要だと強調した。

対照的にAnthropicは上場を加速させ、時価総額2兆ドル近くでSpaceXに匹敵する歴史的な大型上場を目指す。減速を訴えながら市場では積極姿勢を見せるアモデイ氏と、上場を急がないアルトマン氏の対比が鮮明となった。AI業界の「熱狂」と「警戒」が交錯する中、市場の関心は今後の開発動向と規制の行方に集まっている。

文化 (Culture)

ヴェネツィア映画祭、ガザのAI殺戮を描くイスラエル人監督のドキュメンタリー『NAZA』が審査員特別賞を受賞

第83回ヴェネツィア国際映画祭で13日、イスラエル人監督ユヴァル・アブラハムとレイチェル・ゾルによるガザのドキュメンタリー『NAZA』が審査員特別賞を受賞した。同作はイスラエルのAI支援によるガザ市民の殺戮を描いた作品で、初上映では25分間のスタンディングオベーションが記録され、最高賞の金獅子賞候補と目されていた。

最高賞の金獅子賞はデンマーク人監督メイ・エル・トゥーキーの戦後ドラマ『Woman Unknown』が受賞し、主演のマティルデ・アルセルが女優賞を同時受賞するという異例のダブル受賞となった。『NAZA』の受賞に際し、アブラハム監督は「イスラエルは映画祭が始まってからの10日間でガザのパレスチナ人子ども6人を殺害した」と述べ、イスラエルの諜報担当者らが語った「この大量殺戮は偶然ではなく設計によるものであり、パレスチナ人の完全な非人間化に基づく殺人と政策の行動である」という証言を紹介した。

同作は80分の作品で、身分を伏せた24人のイスラエル軍・諜報機関の内部告発者との対話で構成される。彼らはイスラエルのAI搭載目標追跡システムを使いながら、殺戮の「工場」や殺人的なビデオゲームで働いているように感じたと証言した。『Screen』誌は「緊急かつ強烈な一撃」と評し、『The Hollywood Reporter』は「現在のイスラエル政権に対する深い憤りと嫌悪感を呼び起こす」と評価した。

一方、金獅子賞を受賞した『Woman Unknown』は第二次世界大戦後のデンマークを舞台に、ドイツ兵との過去の関係が未来を脅かすメイドの物語を描く。エル・トゥーキー監督は「『Woman Unknown』は戦場としての女性の身体と公共の問題についての物語だ」と受賞スピーチで語った。同監督は21作品が並ぶコンペティション部門で唯一の女性監督であり、その格差が映画祭中に批判を集め、女性が映画界で直面する障壁への再検討を促した。

ロシア生まれのイリヤ・フルジャノフスキー監督が『DAU』で最優秀監督賞を受賞し、ウクライナで主に撮影された同作をウクライナに捧げた。ジョン・マルコヴィッチがマーティン・マクドナー監督のコメディ『Wild Horse Nine』で主演男優賞を受賞した。ヴェネツィア映画祭はアワードシーズンの始まりを告げるもので、今年はハリウッドが映画のマーケティング方法を見直しコスト削減を進める中、かつて同映画祭のスケジュールを占拠した大手スタジオ系の有力作品の多くが姿を消した。

スポーツ (Sports)

欧州がソルハイムカップ奪還、バスケW杯ではフランスが決勝進出、インドがアジアカップ8度目優勝

週末の国際スポーツ界では、欧州チームがソルハイムカップを15-13で米国から奪還し、女子バスケットボール世界選手権ではフランスが決勝で米国と対戦する。インド女子クリケットはアジアカップでスリランカを72点差で破り、記録となる8度目の優勝を果たした。

ソルハイムカップはオランダのベルナルダス・ゴルフクラブで開催され、欧州は最終日のシングルスで圧倒的な強さを見せた。イングランドのチャーリー・ハルが最初の試合でメガン・カンに3&2で勝利し、ルーキーのロッティー・ウォードが決勝パットを沈めて欧州の勝利を決定づけた。欧州キャプテンのアンナ・ノードクビストは「この勝利はチーム全体の努力の結晶だ」と語った。

バスケットボール世界選手権では、フランスが準決勝でドイツを破り、決勝で4連覇中の米国と対戦する。米国は準決勝でスペインに58-58の同点から競り勝ったが、エースのアジャ・ウィルソンを欠き、苦戦が予想される。一方、ドイツは3位決定戦でスペインに58-81で敗れ、歴史的な4位に終わった。

クリケットでは、インド女子がドバイで行われたアジアカップ決勝でスリランカを72点差で下し、8度目の優勝を達成した。シャファリ・ヴェルマが68点、スミリティ・マンダナが59点を記録する好スタートを見せた。しかし、インドチームはアジアクリケット評議会会長でパキスタンクリケット理事会会長のモフシン・ナクヴィからトロフィーを受け取らず、昨年の男子決勝での混乱を想起させる一幕となった。

バドミントンでは、マレーシアのアイディル・ショレ・アリ・サディキンがベトナムオープン男子シングルスで優勝し、今季ワールドツアー初の男子シングルスタイトルをマレーシアにもたらした。パデルのクアラルンプールカップでは、アメリカのジェシー・アーヴィンが女子ダブルスと混合ダブルスの二冠を達成した。ホッケーのジュニアアジアカップでは、マレーシアがパキスタンに2-4で敗れ4位となったが、来年のジュニアワールドカップ出場権を確保した。

アントネッリがマドリード初開催のF1スペインGPを制し、タイトルへ大きく前進

2026年シーズンのF1世界選手権は、マドリード郊外に新設されたマドリンク・サーキットで初のスペインGPを開催した。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝し、今季14戦中8勝目を挙げた。20歳のイタリア人ドライバーは、チャンピオンシップのリードを81点に広げ、史上最年少王者に向けて盤石な態勢を築いた。

レースは序盤から波乱を含んだ展開となった。ポールポジションからスタートしたマクラーレンのランド・ノリスが首位を快走したが、15周目にランス・ストロールのアストンマーティンがターン20で停止し、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。このタイミングがノリスにとって不運だった。ノリスはピット入口を通過した直後にVSCが発動したため、ピットストップのタイミングを逃し、一方のアントネッリとレッドブルのマックス・フェルスタッペンはVSC中に安価なタイヤ交換を果たした。ノリスは翌周ピットに入ったが、その時点でVSCは終了しており、さらにマクラーレンのピット作業は7秒を要する遅さだった。ノリスは5位まで後退し、その後3位まで挽回したものの、オーバーテイクがほぼ不可能なトラック特性が災いし、優勝争いに復帰できなかった。

フェラーリのシャルル・ルクレールはVSC中にステイアウトを選択し、一時首位に立ったが、48周目にピットストップを行い4位でフィニッシュした。フェルスタッペンが2位、ノリスが3位、メルセデスのジョージ・ラッセルが5位に入った。アルピーヌのフランコ・コラピントは7位でフィニッシュし、自身のF1キャリアにおける2番目の好成績を記録した。ルイス・ハミルトンはブレーキトラブルにより7周目でリタイアを余儀なくされた。

アントネッリはレース後、「勝つのは良いことだが、今日はランドが勝つべきだった」とノリスを称えた。一方、ノリスは「完璧なレースをしたと思う。ただ運が味方しなかった」と悔しさを語った。ハミルトンは「今年、彼とメルセデスを止める者はいないだろう」とアントネッリのタイトル獲得を確信した。

この結果、アントネッリは292ポイントとし、チームメイトのラッセルに81点差を付けた。メルセデスはコンストラクターズでも503ポイントを獲得し、2位フェラーリに145点差を付けている。アントネッリがこのまま優位を守れば、2010年に23歳で戴冠したセバスチャン・ベッテルの記録を更新する史上最年少チャンピオンとなり、1953年のアルベルト・アスカリ以来となるイタリア人王者となる。残り9戦で、アントネッリの戴冠は目前に迫っている。

欧州サッカーで監督解任相次ぐ、NZラグビーは判定に不満、フランクフルトのバスケは新戦力に期待

欧州サッカー界で監督交代が相次いだ。ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハは、開幕3連敗で最下位に沈んだオイゲン・ポランスキ監督を解任した。前日のフライブルク戦で0-5と大敗した直後の決定だった。スペイン・ラ・リーガのバレンシアも、勝ち星のないシーズン開幕を受け、カルロス・コルベラン監督とCEOのロン・ガーレイを解任した。一方、ラグビーではニュージーランド代表オールブラックスが南アフリカ代表スプリングボクスに敗れ、アシスタントコーチのニール・バーンズが判定への不満を露わにした。バスケットボールでは、フランクフルト・スカイライナーズが新シーズンに向け、NBA経験者のライアン・アルチディアコノを獲得し、手応えを口にした。

グラードバッハは、クラブ史上最悪のシーズン開幕となった3連敗を受け、ポランスキ監督を即日解任した。スポーツディレクターのローヴェン・シュレーダーは「良い準備と前向きな兆候があったにもかかわらず、チームは望む結果を出せなかった」と説明した。暫定監督にはアシスタントコーチのヤン=モーリッツ・リヒテが就く。チームはパフォーマンス文化の欠如が指摘され、主将ティム・クラインディーンストはチームメートの集中力不足を「ティクトクを見る時間を減らせ」と批判していた。バレンシアは、5試合で1分け4敗、わずか1得点という成績で最下位に沈み、ファンの抗議が激化していた。コルベラン監督は72試合を指揮し、28勝26敗だった。暫定監督にはリザーブチームのオスカル・サンチェスが就く。クラブは新たなスポーツ部門の体制を近く発表するとしている。

ラグビーでは、オールブラックスがボルティモアで行われたスプリングボクス戦に43-28で敗れ、シリーズ成績を1勝3敗とした。アシスタントコーチのニール・バーンズは、イングランド人レフリーのカール・ディクソンがスクラムでニュージーランドに「つまらない」ペナルティを連発したと不満を述べ、「我々はゲームの流れを掴めず、彼らに休息を与えてしまった」と語った。一方、フランクフルト・スカイライナーズは、プレシーズン5勝を挙げ、新シーズンへの手応えを示した。監督のクラウス・ペルワスは、新加入のライアン・アルチディアコノについて「勝者タイプのリーダー」と評し、チームの競争力向上に期待を寄せた。アルチディアコノ自身は「成功とは何かを知っている」と語り、ドイツでの適応に自信を見せた。

これらの動きは、欧州サッカーにおける成績不振時の迅速な判断と、ラグビーにおける判定への不満がチームの士気に影響を与えることを示している。グラードバッハとバレンシアは新監督の下で再建を図り、オールブラックスは残り試合での巻き返しを目指す。フランクフルトのバスケチームは、経験豊富な新戦力の加入により、今季の躍進が期待される。

ゼベレフとシェルトンがUS Open決勝で激突、23年ぶりのアメリカ人王者誕生なるか

2026年USオープン男子シングルス決勝が現地時間13日、ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで行われる。第1シードのアレクサンダー・ゼベレフと第8シードのベン・シェルトンが対戦する。試合は現地時間午後2時(日本時間14日午前3時)開始予定だ。

シェルトンは23歳。2003年のアンディ・ロディック以来となるアメリカ人男子のグランドスラム優勝を狙う。さらに、1968年のアーサー・アッシュ以来となる黒人アメリカ人選手のUSオープン制覇もかかる。準々決勝では前年王者カルロス・アルカラスを大会史上最も遅い午前3時33分までの熱戦で下し、準決勝では同胞フランシス・ティアフォーを破って初のグランドスラム決勝に進出した。

一方のゼベレフは29歳。今年6月の全仏オープンで自身初のグランドスラム優勝を果たしており、今季のグランドスラム戦績は24勝2敗と圧倒的だ。2020年にもこの舞台で決勝に進出したが、ドミニク・ティエムに2セット先行から逆転負けを喫している。両者の通算対戦成績はゼベレフの5勝0敗で、シェルトンが勝利したことは一度もない。

試合は、23年続くアメリカ人男子のグランドスラム優勝待望論に決着をつける一戦となる。シェルトンが勝てば、2014年以来となる同一シーズンに4人の異なるグランドスラム王者が誕生することになる。また、ゼベレフが勝てば、1989年のボリス・ベッカー以来となるドイツ人選手による同一シーズン2度目のグランドスラム制覇となる。

南米競技大会でアルゼンチンが初メダル、イランはアジア大会バスケで準々決勝進出

南米競技大会サンタフェ2026が開幕し、アルゼンチンのロミナ・インヴィンケルリートが女子10kmオープンウォーターで銅メダルを獲得、開催国アルゼンチンに今大会初のメダルをもたらした。彼女は1時間57分04秒5でフィニッシュし、東京2020オリンピック金メダリストのアナ・クーニャ(ブラジル)にわずか6秒3差、同国のヴィヴィアン・アイヒェルベルガーに3秒7差と迫る接戦を演じた。銅メダル争いは同じサンタフェ出身のカンデラ・ジョルダニーノとほぼ同時にゴールし、わずか0.1秒差でインヴィンケルリートが制した。彼女は2018年コチャバンバ大会以来8年ぶりとなる南米競技大会の表彰台復帰を果たした。

一方、2026年アジア大会(愛知・名古屋)では、イランのバスケットボール代表がグループB最終戦でヨルダンを81-68で下し、準々決勝進出を決めた。モハンマド・ジャムシディが30得点、マティン・アガジャンプールが15得点を挙げた。イランは初戦でカタールに敗れたが、その後台湾とヨルダンを破り、グループ首位で「死の組」を通過した。台湾もカタールに91-69で勝利し、勝敗数で並んだものの直接対決の結果により2位で準々決勝に進んだ。

また、マレーシアのバドミントン界では、元オリンピック銅メダリストのラシッド・シデク氏が、アジア大会での金メダル獲得の難しさを指摘した。同国は2006年ドーハ大会以来、バドミントンで金メダルから遠ざかっている。彼は男子ダブルスのゴー・シー・フェイ=ヌル・イズディン組とアーロン・チア=ティー・カイ・ウン組、女子ダブルスのパーリー・タン=ティナ―組に期待を寄せる一方、シングルスは苦戦を予想した。

さらに、パラバドミントンの世界王者チア・リエク・ホウは、東京で行われた日本パラインターナショナルでシングルスとダブルスの両タイトルを獲得し、10月のアジアパラ競技大会に向けて好調をアピールした。日本大使の塚田玉樹氏はイラン・パラリンピック委員会を訪問し、アジアパラ競技大会へのイラン選手団の参加支援を約束した。

コラピント、スペインGPで7位入賞。アルゼンチン国旗を掲げた周回に15年の物語

フランコ・コラピントが2026年スペインGPで7位に入賞し、自身のF1キャリアで最高の週末のひとつを過ごした。マドリードの新しい半市街地サーキットで行われた初のレースで、彼はレース終了後にピットへ戻る代わりに、アルゼンチン国旗を右手に掲げて観客席の前を一周した。

その旗を手渡したのは、サーキットの13コーナーでマーシャルを務めたアルゼンチン人のガブリエルだった。彼の娘ソフィア(28歳)によると、ガブリエルは2011年にアルゼンチンからマドリードへ旗を持ち込み、15年間待ち続けた末に、コラピントがその旗を掲げて走る姿を見たという。ソフィアはSNSで「彼が旗を掲げるのを見た感動は言葉にできない」と綴った。

コラピントは予選で自己最高位を記録し、決勝でも好スタート、レースペース、戦略、チームメイトのガスリーとの内部争いでの勝利など、多くの面で成長を示した。レース後、彼は「旗をくれたマーシャルに感謝する。スタンドは旗でいっぱいだった。初めてレースで旗を掲げられて素晴らしかった」と語った。その後、ガブリエルの写真はコラピントのインスタグラム(フォロワー550万人超)のストーリーに投稿され、「旗をくれたアイドル。ありがとう」と記された。

ハーランドの決勝ゴールを巡るVAR判定に物言い、マンチェスター・ダービーはシティが1-0で制す

プレミアリーグ第4節のマンチェスター・ダービーは13日、オールド・トラッフォードで行われ、10人となったマンチェスター・シティがアーリング・ハーランドのゴールでマンチェスター・ユナイテッドを1-0で下した。試合は23分にシティのフィル・フォーデンがユナイテッドの主将ブルーノ・フェルナンデスへの蹴りで退場となり、ユナイテッドが数的優位に立つ展開となった。しかしシティはハーランドが60分にヨシュコ・グヴァルディオルのクロスを流し込み先制。このゴールは当初オフサイドと判定されたが、VARレビューの結果、パトリック・ドルグの足がハーランドをオンサイドに位置させていたこと、さらにエンソ・フェルナンデスがオフサイド位置からボールに触れていなかったことが確認され、得点が認められた。

この判定を巡ってはユナイテッド側が激しく抗議した。リサンドロ・マルティネスは「オフサイドだったと思う。ルールが理解できない」と語り、「これは不公平だ」と不満を爆発させた。マイケル・キャリック監督も「なぜ正しい判断ができないのか理解できない」と審判団を批判した。プレミアリーグは公式に、フェルナンデスはボールに触れていないためオフサイド違反ではないと説明した。試合はその後もユナイテッドがマーカス・ラッシュフォードとコビー・マイヌーのシュートがポストを叩くなど決定機を作ったが、シティのGKジャンルイジ・ドンナルンマが終盤にブライアン・ムベウモの決定機を防ぎ、シティが逃げ切った。

この勝利でシティは開幕4連勝とし、勝ち点12で首位アーセナルを得失点差で追う2位につけた。一方のユナイテッドは勝ち点4の13位に低迷し、首位との差は8ポイントに広がった。シティのエンツォ・マレスカ監督にとっては、就任後初のダービーを10人で勝利する大きな成果となった。ハーランドは「10人で勝つのは新しい経験で素晴らしい」と喜びを語った。