世界各地で社会事件が相次いだ。カナダ・バーナビーでは85歳の男性が自宅で流れ弾に当たり死亡した。香港では元議員のウィリアム・ウォンが飲酒運転などの罪で起訴された。マレーシアではトヨタ・ヴェルファイアの運転手が17歳少女の殺人容疑で、別の事件では19歳の青年が殺人未遂容疑でそれぞれ起訴された。
カナダの事件では、チャン・ヨン・チョさん(85)が8月30日午後、キングスウェイ7400番街の自宅アパートで遺体で発見された。警察は、午前1時30分過ぎに1ブロック離れた18番街とハンフリーズ通り付近で発生した発砲事件で放たれた弾丸が命中したとみている。容疑車両は警察到着前に逃走し、当初は負傷者がいないとされていた。バーナビーRCMPは約15時間後に安否確認の要請を受けてチョさんの自宅に向かった。IHITのフレダ・フォン巡査部長は「心が痛む悲劇的な命の損失だ。チョさんは自宅にいただけなのに突然命を奪われた」と述べた。警察は事件に関与または事情を知る若者グループを特定しており、保護者と本人に捜査への協力を呼びかけている。
香港では、元立法会議員のウィリアム・ウォン被告(66)が水曜日、沙田裁判所で初公判に臨んだ。起訴内容は、基準値を超える飲酒運転、危険運転、事故後の停止義務違反、損傷事故の報告義務違反で、いずれも6月29日に香港中文大学で起きた事故に関するものだ。ウォン被告は大学工学部の准学部長も務めており、同日夜に大学の寮の外で駐車中の車2台に衝突したとされる。事故後いったん現場を離れたが、後に戻って調査を受け、その際に呼気検査で不合格となった。起訴状によると、呼気アルコール濃度は45マイクログラムで、法定基準の22マイクログラムの2倍以上だった。被告は5000香港ドルの保釈金で釈放され、11月11日に再出廷する。保釈条件として運転禁止、2週間ごとの警察署への出頭、検察側証人との接触禁止が課された。
マレーシアでは、クライの裁判所でトヨタ・ヴェルファイアの運転手チュー・デ・ホイ被告(26)が、先月の道路での衝突事件で17歳の少女を殺害し、他の4人を殺害しようとした罪で起訴された。刑法第302条により、有罪なら死刑または40年以下の懲役が科せられる可能性がある。死刑でなければ少なくとも12回の鞭打ち刑も課される。また刑法第307条で、同時期に15歳から20歳の4人に対する殺人未遂罪にも問われた。裁判所は化学検査と検死報告書の完成を待って12月2日に再審理するとした。関連事件では、15歳から17歳のティーンエイジャー4人が、ペロドゥア・ミーヴィの後部窓と左前窓を壊した共同器物損壊罪で無罪を主張した。彼らにはそれぞれ2500リンギットの保釈が認められた。
別のマレーシア事件では、エアイタムの暴動で男性を轢いたレストランウェイターのリム・ブン・シク被告(19)が殺人未遂罪で裁判を受けた。8月29日午前12時30分ごろ、ジャラン・パヤ・テルボン3でペロドゥア・アクシア(登録番号PQF 8672)でイアップ・ジュン・イーさん(25)を轢いたとされる。被告は10万リンギットの保釈金を支払い、毎月1日に最寄りの警察署へ出頭すること、証人と接触しないことが条件となった。事件は10月7日に再審理される。
カタールでは、2021年に英仏海峡を渡ろうとして溺死した31人の移民の死をめぐり、14人の男が裁判にかけられている。被告らは密入国ネットワークに関与しているとされ、過失致死と不法移民の促進などの罪に直面している。
シンガポールでは、公共秩序法に基づき、パレスチナ支援の行進やガザ紛争に関連する凧揚げイベントなどに参加または主催したとして6人が起訴された。起訴されたのは、キヤル・シン・リン・ナインさん(22)、イライジャ・テイさん(24)、アミラ・モクリスさん(33)、ダヤナ・ヌール・モハメドさん(36)、ヌル・サブリナ・カメルさん(32)、ヌルル・アフィカ・カメルさん(33)の6人。テイさんは最も多い9件の罪に問われている。彼らは水曜日に出廷し、弁護士らは次回公判での出廷免除を求めて認められた。
台湾・台中では、看護師の女性を車で轢き、Uターンしてもう一度轢いて逃走した男が殺人とひき逃げの容疑で送検された。男は林姓で、1時10分ごろに事故が発生。女性は陳姓で、病院に搬送されたが死亡した。林容疑者は横断歩道を渡っていた陳さんを轢いて止まらず、Uターンしてもう一度轢いて走り去ったとされる。拘束時に朦朧としていたため飲酒と薬物の検査を行ったが、いずれも陰性だった。検察は台中地方裁判所に拘留を求めた。事件に関与していない弁護士の劉建志氏は、過失による死亡事故なら通常は過失致死罪(最高5年)に該当するが、意図的な2回目の衝突が立証されれば殺人罪(死刑、無期、または10年以上)になり得ると指摘した。
南アフリカでは、行方不明だったノースデールの実業家アネセン・ピレイさん(48)の遺体が焼けた車内で発見され、DNA鑑定で本人と確認された。クワズールー・ナタール州警察のロバート・ネツィフンダ大佐が確認した。ピレイさんは8月29日に行方不明となった。22歳と32歳の容疑者2人が土曜日にピーターマリッツバーグ中心街で逮捕され、殺人罪で起訴された。2人は月曜日にピーターマリッツバーグ治安判事裁判所に出廷し、拘留された。水曜日に3人目の容疑者が追加される見込みだ。動機は捜査中である。
これらの事件は、世界各地で日常的に発生する社会問題を浮き彫りにしている。流れ弾による無実の犠牲者、飲酒運転による事故、暴動や衝突事件、移民の危険な旅路、集会の自由をめぐる法廷闘争、そして身元確認にDNA鑑定が果たす役割。いずれも地域社会に影響を与え、司法制度の役割と市民の安全を問いかけている。