The Morning Star Observer

2026年09月06日 日曜日朝刊 (Morning Edition)ArchiveAbout

米特使がモスクワ到着、プーチン氏がキーウへの3日間攻撃停止を命令

米国の特使スティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーが5日、モスクワに到着した。ロシアのウクライナ侵攻を終わらせるための停滞した和平努力を再活性化する狙いがある。ロシアのプーチン大統領は同日、米国特使のキーウ訪問に合わせて、キーウへの攻撃を3日間停止するよう命じた。クレムリンのペスコフ報道官が明らかにした。

プーチン大統領はクレムリンでウィトコフ氏とクシュナー氏と会談し、「状況はもちろん単純ではない」と述べた。また、トランプ米大統領への「最良の願いと感謝の言葉」を伝えるよう求めた。両国は交渉期間中、互いの首都を攻撃しないと約束した。ゼレンスキー大統領は土曜日から月曜日までモスクワへの攻撃を控えると表明した。

米国特使のキーウ訪問は日曜日に予定されており、トランプ政権発足後初めてとなる。ウクライナの空域は2022年の侵攻開始以来閉鎖されており、航空機での訪問は異例の措置となる。ゼレンスキー氏は、ロシアがキーウとボリースピリの空港を夜間に攻撃したのは、米国特使が飛行機で到着する可能性への反応だと非難した。

一方、ロシア軍はドニプロペトロウシク州の工業施設を攻撃し、5人が死亡、5人が負傷した。ロシア国防省は、ウクライナの軍事生産に金属製品を供給する2つの冶金工場を攻撃したと発表した。ウクライナ空軍によると、ロシアはロストフ州とヴォロネジ州から弾道ミサイルを発射し、167機の攻撃用ドローンを投入した。ウクライナの防空部隊は128機を撃墜または無力化した。

今回の外交的取り組みは、米国が過去6ヶ月間イランとの戦争に注力してきたことで勢いを失っていた。ウィトコフ氏とクシュナー氏は1月にモスクワを訪問して以来、初めての訪問となる。両氏はガザとイランの停戦交渉にも関与してきた。和平の行方は依然不透明だが、今回の訪問が膠着した戦争終結への突破口となるかが注目される。

米軍、イラン革命防衛隊系タンカー3隻を撃破 ホルムズ海峡封鎖巡り応酬激化

米中央軍(CENTCOM)は5日、イランの革命防衛隊(IRGC)が米海軍艦艇2隻に向けて弾道ミサイルを発射したことを受け、イラン原油タンカー3隻を攻撃・破壊したと発表した。米空母と誘導ミサイル駆逐艦は複数の攻撃を回避し、米兵の負傷者はなかったという。

CENTCOMの声明によると、ハルグ島沖で原油運搬船「M/Tダウニー」、ジャスク近郊で「M/Tスターク1」を恒久的に航行不能とし、オマーン湾では無積載の「M/Tカイロ」を複数箇所に命中させて完全に破壊した。乗員は退船命令を受けた後だった。同司令部は、これら3隻はIRGCと地域の代理勢力を資金面で支える数十億ドル規模の「影のネットワーク」の一部だとし、「イランにはこれを防衛する手段がない」と付け加えた。

CENTCOM司令官ブラッド・クーパー海軍大将は「IRGCへのメッセージを明確にしたい。我々の艦船2隻に発砲するなら、より高い経済的コストを課す――すなわち、お前たちの船3隻を撃ち取るのだ」と述べ、さらに「米軍を守ることをためらわず、必要ならばイランの限られて無防備な石油艦隊を破壊する」と警告した。

攻撃後、イラン国営テレビはハルグ島の係留地近くでタンカーに米ミサイル4発が命中したと報じ、死傷者はなく乗員は避難したと伝えた。イラン側の公式発表はまだない。

今回の応酬は、米国とイランが約1か月の比較的平穏を経て先週末に攻撃を再開してからほぼ1週間後の出来事だ。戦争は2月28日の米・イスラエルによるイラン攻撃で始まり、半年が経過した。イランはホルムズ海峡の支配を維持し、ワシントンはイラン港湾の封鎖を続けている。6月中旬に調印された覚書に基づく交渉は決裂し、双方は軍事的・経済的打撃を与え合っている。

米政権はこの紛争の重要性を過小評価しようとしている。トランプ大統領は前日、イラン戦争を米国にとって「小さなジャガイモ」と呼び「大したことではない」と述べた。一方、ファイス副大統領は「戦争とは呼べない」とし、「今、活発な銃撃はない」と主張した。しかし、イランの治安責任者モフセン・レザイーは米国に対し「諸君の基盤を打ち砕く」新戦略を採用したと警告した。

ホルムズ海峡を巡っては、戦前は世界の石油供給の5分の1が通過していた。7月に停戦が崩壊して以降、米国は海峡の主権を主張すると繰り返し脅し、地図を「新たな米国領土」として投稿した。ファイス副大統領はイランについて「ホルムズ海峡の支配は事実上失われた」と述べたが、独立系の船舶追跡企業によると海峡の交通量は依然として戦前水準を大きく下回っている。

エネルギー市場では、ブレント原油先物が金曜日に7月24日以来の高値となる1バレル96.28ドルで取引を終えた。米国ではディーゼル価格が紛争開始以来初めて1ガロン5.85ドルまで高騰し、英国のガソリン価格も6か月ぶり高値の1リットル163ペンスに達した。中間選挙を前に燃料価格の高騰が共和党の議会支配を脅かしており、政権は海峡の石油流通が戦前水準に戻りつつあると強調し始めている。

米軍がイラン石油積出港ハルグ島沖でタンカーを攻撃、イラン報道

イランの準国営通信タスニムは9月5日、米軍がペルシャ湾のイラン主要石油輸出拠点ハルグ島付近でイラン船籍のタンカーを攻撃したと報じた。タスニムのハルグ島特派員によると、タンカーはハルグ島の停泊地帯で米軍のミサイル4発が命中した。地元筋の話として、死傷者はなく、乗組員の避難が進められていると伝えた。

イラン当局と米中央軍はこの時点で公式発表を行っていない。米国のドナルド・トランプ大統領は8月31日、AI生成動画を添えた短文投稿でハルグ島を「粉々に吹き飛ばされている」と表現しており、イラン当局はハルグ島が攻撃されれば強硬に反応すると誓っていた。

イランは石油輸出国機構(OPEC)第3位の産油国であり、戦前は原油輸出の90%をハルグ島経由で行っていた。しかし4月中旬に始まった米国によるイラン石油輸出封鎖以降、輸送は混乱している。トランプ大統領は6月11日にハルグ島の掌握を望むと述べたが、その後、米軍による同島への軍事作戦は当面見送られ、6月17日にテヘランとワシントンが戦争終結を目指す暫定合意に署名した。

ハルグ島への攻撃は、米海軍の封鎖で既に打撃を受けているイランの石油産業と経済全体にさらなる圧力をかけることになる。米国は、イランが戦前世界の石油供給の5分の1を輸送していたホルムズ海峡を事実上封鎖した後、イランの港に封鎖を課していた。

戦闘は先週日曜日に再開し、米国がイランへの攻撃を再開したことで、戦争は7か月目に入った。イランは木曜日、クウェートとアラブ首長国連邦の米軍基地を攻撃したと発表し、米国のせいだと非難する結婚式での民間人死亡の復讐を誓った。両者は戦略的なホルムズ海峡の支配権を巡っても争っており、イランは船舶の通行を妨害し、ワシントンはイランの港に対する封鎖を維持している。

U-20女子ワールドカップ開幕、開催国ポーランドがアルゼンチンに快勝

ポーランドのカトヴィツェで開催されているU-20女子ワールドカップは5日、開幕戦を行い、開催国ポーランドがアルゼンチンを3-0で下した。アルゼンチンは前半に2失点を喫し、後半終了間際にも追加点を許した。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が開幕戦を視察し、ワールドカップの商業権売却案を撤回した後の初の大会となった。

試合はグループAの初戦としてアレナ・カトヴィツェで行われた。アルゼンチンは前半、メリットを十分に示したが、ポーランドが26分にオリヴィア・ズヴィアジェク、30分にアンニカ・パスのオウンゴールでリードを広げた。後半はアルゼンチンがボールを支配したが、ポーランドの堅い守備を崩せず、アディショナルタイムにマヤ・ジエリンスカが3点目を挙げた。

アルゼンチンは次戦、8日にベナンと対戦する。ポーランドはメキシコと対戦する。FIFAのインファンティーノ会長は開幕戦に出席し、大会の意義を強調した。彼は売却案の撤回について「語るべきことは多いが、今日はここではない」と述べ、成長への意欲を示した。

政治 (Politics)

米大使、ヨルダン川西岸のパレスチナ人保護はイスラエルの責任と強調 ガザ強制移住を否定

在イスラエル米国大使マイク・ハッカビーは5日、ヨルダン川西岸のパレスチナ人コミュニティを訪問し、イスラエル政府が彼らの安全を確保する責任を負うと強調した。入植者による暴力が激化するなか、ハッカビー氏は「犯罪は犯罪、テロはテロだ」と述べ、違反者には「厳しい結果」がもたらされるべきだと訴えた。

ハッカビー氏は、ラマッラー近郊のトゥルムス・アイヤを訪問し、米国市民権を持つパレスチナ人家族らと面会した。住民の約8割が米国市民権を持つこの町では、入植者による襲撃が繰り返し発生しており、窓の破壊や放火の試みなどが報告されている。ハッカビー氏は「これらのコミュニティの人々は安全に暮らす権利があり、政府にはそれを保証する責任がある」と語った。

また、ハッカビー氏はガザからのパレスチナ人強制移住計画について「イスラエルが人々を意に反してガザから移住させる計画はない」と断言した。これは、イスラエルの極右閣僚イタマル・ベン・グヴィルが先週、ガザの約200万人の住民を段階的に国外移住させる7カ年計画を発表したことを受けた発言だ。

ハッカビー氏は暴力の責任者が「数百人規模の少数派」であるとしながらも「その数百人は多すぎる」と指摘。聖書の言葉を引用し「盗んではならない、殺してはならない、貪ってはならない」と述べ、入植者による暴力を非難した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相も先週、入植者の行動を「一握りの暴徒による犯罪行為」と異例の批判を行っている。

ヨルダン川西岸では10月27日の総選挙を前に、入植地の承認が加速している。国際法上違法とされる入植地には50万人以上のイスラエル人が居住し、約300万人のパレスチナ人と共存している。ハッカビー氏の訪問は、トランプ政権がパレスチナ問題にどの程度関与するかを示す試金石となる。

英ドーバー港で反移民デモ、政府が非難 セウタでは移民施設設置をめぐり対立

土曜日、英ドーバー港でマスクをした反移民デモ隊が道路を封鎖し、フランス行きのフェリー交通が一時停止した。政府は「平和的抗議の範囲を超えた」と行動を非難した。デモ隊は黒い服を着てバラクラバで顔を覆い、「stop the boats」と叫んだ。警察は現場で「抗議者と対話」し、数時間後に交通は正常に戻った。

ドーバー港は英最大の国際フェリー港で、夏には1日1万5000人の乗客を扱う。デモ隊は小舟で英仏海峡を渡る移民・難民に抗議した。政府は「平和的抗議の権利は民主主義の基本だが、ドーバーでの行動とそれが引き起こした旅行混乱を非難する」と声明を出した。地元保守党議員クリス・ビンソン氏は「暴力はなかったが、黒い準軍装備とバラクラバを着た男たちに車の進路を塞がれるのは極めて威圧的だ」と述べた。労働党のマイク・タップ議員は「あの『抗議者』たちに小舟渡航が40%減ったことを知っているかと聞けば、分からないだろう。家に帰って週末を楽しめ、あるいは仕事を見つけろ」とフェイスブックに書いた。

一方、スペインのセウタでは、政府が港の管理権を掌握し、1000人以上の移民を収容するテント施設の設置を強行した。地元住民は「ここには置くな」と抗議し、港湾理事会は11対4で設置に反対したが、運輸大臣オスカル・プエンテ氏が港湾法に基づく命令を出し、政府が直接介入した。住民団体のラウル・フェルナンデス会長は「彼らを全員モロッコに返せばいい」と主張する。移民たちは新たな収容場所に期待を寄せるが、どのグループが移されるかは未定だ。

英仏海峡の小舟渡航は2026年1月から8月までに前年比40%減となったが、それでも反移民感情はくすぶる。ドーバーでは改革UK党などが「侵略」と表現し、政治課題となっている。セウタでは政府と地元自治体の対立が続き、移民受け入れをめぐる緊張が両国で高まっている。

バングラデシュで11党連合が大行進開始、イランで燃料タンカー火災、中国で土砂崩れ

バングラデシュで11党野党連合がダッカ〜チッタゴン間の大行進を開始した。連合は国民投票の結果実施、7月の殺害事件の裁き、電力・ガス・燃料・肥料不足の解消、物価高騰の抑制、治安改善などを政府に要求している。ジャマート・イスラミ党首で野党院内総務のシャフィクル・ラフマン博士は、モティジールのシャプラ・チャッタルでの出発集会で「我々の大行進は1億8000万人の民衆のためのものだ」と述べ、権利が確保されるまで運動を続けると宣言した。

行進は午前8時半頃に始まり、夕方にはチッタゴンのラルディギ・マイダンでの集会で締めくくられる予定だった。フェニのマヒパルでの沿道集会でシャフィクルは「政府に猶予を与えているが、その時間は長くはない」と警告し、最終決戦に備えるよう呼びかけた。また、電力・ガス・水不足と物価高騰への政府の対応を批判し、国会内と電力相の官邸には電気がある一方、一般市民は停電に苦しんでいると指摘した。さらに、シャプラ虐殺、ピルカナでの57人の将校殺害、15年間にわたる国内の殺害、7月の殺害事件に対する裁きを求めた。

一方、BNP議長諮問委員会メンバーで首相政治顧問のザヒル・ウディン・スワポン氏は、首都での円卓会議で11党連合が大行進などの街頭活動を通じて国内に不安定さを生み出そうとしていると非難した。スワポン氏は国会が十分に機能している時に街頭運動を行うことは国民の願いに反すると述べ、議会の議論を不必要に街頭に持ち出す傾向が民主主義文化を損なうと指摘した。政府の最初の180日間を振り返り、20年に及ぶ権威主義的慣行と破綻した経済から国を新たな方向へ導いたと評価した。

イランでは、クルディスタン州で燃料タンカーが炎上し、地元の赤新月社によると少なくとも11人が死亡した。サナンダジ消防署の署長代理は複数の消防チームが現場に出動したと述べた。

中国では、台風サウデルに伴う豪雨で江西省遂川県高坪鎮で土砂崩れが発生し、1人が死亡、11人が行方不明となった。現地当局によると土砂崩れは土曜日午前4時頃に発生し、12軒の家屋が被害を受けた。国営放送CCTVは10人以上が閉じ込められたと報じた。救助隊はこれまでに3人を救出しており、当局は洪水リスクが続くとして警戒を呼びかけている。

イラン戦争を「小さなジャガイモ」と評したトランプ大統領、中間選挙前に戦争の位置づけめぐり論争激化

トランプ米大統領は金曜日、イラン戦争を米国にとって「小さなジャガイモ」だと評し、政権が中間選挙を前に紛争を矮小化しようとしている最新の試みを示した。この発言は、JD・ヴァンス副大統領が前日に「戦争とは言わない」と述べたことへの反応として、大統領執務室で記者団に語られたものだ。トランプ氏は「多くの人は戦争と呼んでいない。我々にとっては小さなジャガイモだから、軍事的紛争と呼んでいる」と述べ、ベネズエラと同様にイランも事実上掌握したと主張した。

しかし、この「小さなジャガイモ」発言には批判が殺到している。ABCニュースのレイチェル・スコット記者が、18人の米兵の死を挙げて「小さなジャガイモには感じられない」と反論すると、トランプ氏はベトナム戦争やアフガニスタン戦争と比較し、死者数がはるかに少ないと反論した。上院少数党院内総務のチャック・シューマー氏はXで「失われた18人の兵士の家族、数百人の負傷者、記録的な物価高に苦しむ米国人にそれを言ってみろ。小さなことなど何もない」と反論した。

世論調査では、米国人のわずか25%しかこの戦争を「価値がある」と評価しておらず、共和党が中間選挙で議会支配を守れるかどうかが焦点となっている。ガソリン価格は1ガロンあたり4ドルを超え、有権者の不満が高まっている。議会ではテッド・リュー下院議員が「イランが失敗国家なら、なぜ我々の基地にミサイルやドローンを撃ち込んでくるのか」と政権の説明を疑問視し、ロ・カンナ下院議員は中間選挙前に戦争終結を求める超党派の連立を構築中だと明かした。

戦争は2月28日に米国とイスラエルがイランに対して開始してから6か月が経過し、膠着状態に陥っている。米軍はホルムズ海峡でイランの輸送を妨害し、イランは米軍基地への攻撃を続けている。ホワイトハウスは国防総省ナンバー2のスティーブ・ファインバーグ国防副長官の交代も検討しており、政権内部の混乱が深まっている。イラン側はBRICS司法当局に対し、戦争犯罪の追及を求めており、中国が提唱する西アジアの新たな安全保障構想を支持するなど、国際的な連携を強化している。

イエメンで政府軍とフーシ派が激突、60人以上が死亡 紅海の要衝を巡り戦闘再燃

イエメン南西部で土曜日、サウジアラビア支援の政府軍とイラン支援のフーシ派反政府勢力との間で激しい戦闘が発生し、60人以上が死亡した。医療・軍関係筋がAFP通信に明らかにした。戦闘は紅海への入り口であるバブ・エル・マンデブ海峡の支配を巡るもので、2022年の停戦が7月に崩壊して以降、最悪の規模となっている。

イエメン軍筋3人の話によると、政府軍兵士26人が数時間に及ぶ戦闘で死亡した。一方、フーシ派の医療・軍関係筋は戦闘員31人が死亡したと報告した。さらに、政府が支配するタイズ市の医療筋は、ミサイル攻撃でバスに乗っていた民間人6人が死亡し、7人が負傷したと述べた。政府当局者はこの攻撃をフーシ派の仕業だと非難した。バスはタイズと、国際的に承認された政府の拠点であるアデンを結ぶ道路を走行中だった。

戦闘は金曜日にも発生し、AFPの集計によると129人が死亡した。フーシ派は前日、タイズ近郊の陣地を奪取しており、タイズの軍司令官は「今後数時間が決定的となる」と述べた。アデンからは増援が到着しており、フーシ派の攻勢に対抗する。フーシ派は政府が支配する港湾都市モカの補給路を断ち、バブ・エル・マンデブ海峡に面する地域へ前進することを狙っている。

イランがホルムズ海峡を商業船舶に閉鎖したことで、世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアからの石油輸送路として、バブ・エル・マンデブの重要性が増している。サウジアラビアは土曜日、フーシ派が最近奪取したタイズの陣地に対し、3回の空爆を実施した。また、イエメン政府自身も金曜日、タイズ県とホデイダ県のフーシ派拠点に対し、少なくとも15回の空爆を行った。これは2022年の停戦以来、政府軍による自国空軍の大規模な投入となる。

戦闘の激化は新たな人道危機を引き起こしている。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、48時間以内に約1,800家族が家を追われた。タイズ県のマクバナ地区とジャバル・ハバシ地区では激しい砲撃により、避難民キャンプがほぼ空になった。電話やインターネットのネットワークが途絶え、救援活動は困難を極めており、支援団体は緊急物資が「深刻に枯渇している」と警告している。

この紛争は、2月末に米国とイスラエルがイランに対して開始した戦争に端を発する中東全体の戦闘の新たな前線となっている。フーシ派は7月にサウジアラビアに対する海上封鎖を宣言し、船舶や領土への攻撃を開始している。

米特使ウィトコフ氏とクシュナー氏がモスクワ入り、プーチン大統領とクレムリンで会談

米国の特使スティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏が9月5日、モスクワに到着し、クレムリンでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談した。ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた停滞した和平努力を再活性化させるための協議である。両氏はモスクワの政府空港に到着後、ロシア大統領特使キリル・ドミトリエフが出迎え、車列で市内へ向かった。

会談冒頭、プーチン大統領は両特使に対し、トランプ米大統領への感謝と祝福を伝えるよう求めた。また、ウクライナ情勢は「単純ではない」と述べつつ、交渉者の安全確保に最善を尽くすと約束し、「皆さんと働くのは我々にとって都合が良い」と語った。プーチン大統領は、この種の接触は常に有益だとし、4年半に及ぶ戦争終結に向けたトランプ大統領の努力を称賛した。

ウィトコフ氏はプーチン大統領に対し、「トランプ大統領があなたに最良の祝福を送っている」と伝え、訪問中に発表された3日間の停戦に感謝した。また、ロシアで解放された米軍兵士ロバート・ギルマン氏の家族からの謝意も伝えた。プーチン大統領は、解放を要請したトランプ大統領に感謝すべきだと応じた。

両特使の訪問は、双方が空爆を激化させる中で行われた。プーチン大統領とゼレンスキー大統領は、協議中に互いの首都への攻撃を一時停止することで合意した。ゼレンスキー大統領は、月曜日までモスクワへの攻撃を停止する用意があると述べ、ロシア側にもキーウに関して同様の対応を期待すると表明した。プーチン大統領は、ウィトコフ氏とクシュナー氏のキーウ訪問に合わせ、土曜日の深夜から3日間、キーウを攻撃しないよう軍に命じた。

外交努力が停滞する中、ロシアはキーウなどウクライナ都市への攻撃を強化している。金曜日にはロシアのドローンがウクライナ保安庁(SBU)本部を直撃した。SBUはロシア国内への長距離攻撃を担っている。ウクライナもロシアの軍事施設や石油精製所、電子商取引拠点への長距離攻撃を続け、戦争の影響を一般市民に及ぼそうとしている。

今回の会談は、ウィトコフ氏にとってプーチン大統領との8回目の対面、クシュナー氏にとっては3回目の協議となる。トランプ大統領は金曜日、戦争終結を目指す新たな具体的提案を米国が持っていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。両特使はモスクワでの協議後、日曜日にウクライナを訪問する予定だ。

ロシアとウクライナの隔たりは依然として大きい。クレムリンは、ウクライナがロシアが主張する4州の全域を割譲し、NATO加盟計画を断念するというプーチン大統領の立場が「揺るぎない」としている。一方、ウクライナは自国が守ってきた領土を手放すことを拒否している。

この訪問は、戦争終結に向けた米国のシャトル外交の再活性化を示すものだ。プーチン大統領がドネツク地方の残りを年内に確保すると自信を示す一方、西側の軍事アナリストはその可能性を低く見ている。停戦合意の行方と、両特使のキーウ訪問が和平にどのような進展をもたらすかが注目される。

ペンタゴン、機密漏洩調査で高官約50人に嘘発見器を実施

米国防総省は、イラン戦争に関連する兵器備蓄の情報が報道機関に漏れた事件を調査するため、統合参謀本部の高官ら約50人に嘘発見器(ポリグラフ)検査を実施した。ニューヨーク・タイムズの報道によると、検査は8月に行われ、長距離ミサイルやパトリオット迎撃ミサイルなどの備蓄減少に関する機密情報を記者に提供したかどうかが問われた。

トランプ政権は兵器備蓄が潤沢だと主張し、不足を報じたメディアを「反逆的」と非難してきた。ペンタゴン広報官ショーン・パーネルは「国防総省は機密情報の漏洩を極めて重視し、それに応じて調査する」と述べた。検査は漏洩者の特定だけでなく、将来の情報公開を抑止する目的もあるとされる。

国防長官ピート・ヘグセスは就任以来、少なくとも80人の将官や高官を更迭または昇進停止にし、情報管理を厳格化してきた。7月には司法省と共同で漏洩調査のためのタスクフォースを設置し、8月には政府系軍事紙『スターズ・アンド・ストライプス』の編集長と発行人を解任した。こうした措置は、イラン戦争の長期化で兵器備蓄が逼迫しているという報道を受けたもので、政権内部の緊張を反映している。

レバノン空爆で死者4人、ガザでは停戦後も攻撃続く イスラエル軍とヒズボラの応酬

レバノン当局が土曜日に公表した最新集計によると、金曜日夜にレバノン南部と東部を襲ったイスラエル軍の攻撃で4人が死亡した。これまでの公式発表では死者3人、負傷者23人だったが、保健省は死者4人(18歳の若い女性を含む)と負傷者32人を確認した。南部マフアドゥーン村では、AFPのカメラマンが住民らが最後の破壊跡を調べる様子を目撃した。死亡した18歳のメアリヤム・サラメさんの親族アリ・スレイマン氏は、家族がイスラエル軍の爆撃で6カ月間避難を余儀なくされ、金曜日に戻ったばかりだったと語り、「ここにどんな目標があったのか。全員が民間人だ」と訴えた。

イスラエル軍は声明で、親イラン派のレバノンのシーア派組織ヒズボラの「テロリストとインフラ」、特に「武器庫」を標的にしたと主張した。停戦にもかかわらず、金曜日に南部でイスラエル兵士への攻撃を試みたヒズボラへの対応として行われた攻撃だと説明した。イスラエルは木曜夜、ヒズボラの戦略拠点だったナバティーエのアリ・タヘル丘を制圧したと発表していた。ヒズボラは数週間にわたりイスラエルへの攻撃を主張しておらず、土曜日の声明で爆撃を非難した。同組織は、イスラエルが今週解放した5人の拘束者を「意義深い」と評価しつつも、「侵略、占領、殺戮の継続」に目を閉じる口実にはならないと述べた。6月以降、米国とイランの了解議定書とレバノンとイスラエルの枠組み合意により、紛争は沈静化しているが、イスラエルは約10キロの国境地帯を占領し、南部で散発的な攻撃を続けている。レバノン当局によると、イスラエルの報復攻撃による死者は4300人を超えた。

一方、ガザでは過去48時間で5人のパレスチナ人が死亡し、救助隊が瓦礫の下から11人の遺体を回収したと保健省が発表した。負傷者は27人に上る。昨年10月の「停戦」以降、イスラエル軍の攻撃で1344人が死亡、4464人が負傷し、815人の遺体が回収された。ガザ市では、約3年前のイスラエル空爆で破壊された住宅の瓦礫から55人の遺体が回収された。国連衛星センターによると、ガザの建物の82%が破壊または損傷しており、1万人から1万4000人が瓦礫の下に埋まったまま行方不明と推定される。米国のマイク・ハッカビー駐イスラエル大使は、イスラエルがガザ住民を強制的に移住させる計画はないと明言し、イスラエル・カッツ国防相とイタマル・ベン・グビル国家安全保障相が提唱した移住案を否定した。

さらに、ガザの破壊された下水処理施設が、イスラエルの地中海沿岸で大規模な藻類の異常発生を引き起こし、主要な海水淡水化プラント6基のうち5基が一時停止する事態につながった可能性が指摘されている。イスラエルの水道公社メコロットによると、淡水化はイスラエルの飲料水の少なくとも65%を供給している。アシュケロン、アシュドッド、パルマヒム、ソレクA、ソレクBの各プラントが停止したが、ガリラヤ湖や地下水、貯水池からの供給増で水供給は安定を保った。ガザからは毎日約4万立方メートルの未処理下水が海に流れ込んでいるとされ、ベン・グリオン大学のアヴナー・グロス氏は「完璧な嵐」と表現した。原因物質はシアノバクテリアの一種と特定されたが、正確な種と急増の理由は調査中だ。研究者らは、地中海の温暖化やナイル川デルタからの汚染など複合的要因を指摘しつつ、気候変動によりこのような現象が頻発する可能性を警告している。

経済 (Economy)

世界経済と気候変動の動向:為替・暗号通貨・不動産・熱波

2026年9月5日、世界の為替市場ではユーロとドルの動きが国ごとにまちまちだった。ボリビアではユーロが14.09ボリビアノで前日比変動なし、ベネズエラでは946ボリバルで0.77%上昇、ウルグアイでは46.67ペソで0.02%上昇、パラグアイでは6,849グアラニーで0.02%下落、ペルーでは3.90ソルで変動なし、ニカラグアでは42.68コルドバで変動なし、パナマでは1.16バルボアで変動なし、メキシコでは19.62ペソで0.38%下落、グアテマラでは8.85ケツァルで変動なし、ホンジュラスでは31.11レンピラで変動なしだった。ドルはベネズエラで814ボリバル(0.79%上昇)、ウルグアイで40.23ペソ(0.05%上昇)、パラグアイで5,904グアラニー(0.02%上昇)、ペルーで3.36ソル(変動なし)、ニカラグアで36.78コルドバ(0.02%上昇)、ホンジュラスで26.82レンピラ(0.03%上昇)、メキシコで16.89ペソ(0.31%下落)、ドミニカ共和国で58.70ペソ(0.04%上昇)、グアテマラで7.63ケツァル(変動なし)、キューバで24.00ペソ(変動なし)だった。

暗号通貨市場では、ビットコインが79,618ドルで前日比1.81%下落、イーサリアムが2,456ドルで2.62%下落した。アルゼンチンでは、ユーロが1,700ペソ(買値)・1,800ペソ(売値)、レアルが285ペソ(買値)・307ペソ(売値)、ドル・タルヘタが1,989ペソ、ドルCCLが1,582ペソ(買値)・1,583.20ペソ(売値)、ドルMEPが1,516.90ペソ(買値)・1,525.30ペソ(売値)だった。

ブラジルでは、サンパウロの不動産会社You,Incが2026年第2四半期に純負債7億7,980万レアル(約1億5,300万ドル)を記録し、負の純資産3億1,270万レアル(約6,100万ドル)に陥った。同社は納期遅延が発生しており、買い手は契約解除や返金を求める権利を持つ。一方、バルセロナでは観測史上最も暑い9月の始まりとなり、ファブラ天文台が35.5度を記録した。カタルーニャ州の複数地点で40度を超え、森林火災の危険性が高まっている。マレーシアでは首都クアラルンプールやシャーアラムなどでヘイズ(煙霧)が観測され、写真でその状況が伝えられた。

これらの動きは、為替市場の不安定さと暗号通貨のボラティリティを示す一方、ブラジル不動産セクターの資金繰り悪化や、気候変動による異常高温が世界の都市に及ぼす影響を浮き彫りにした。特にバルセロナの熱波は、今後も続く見通しであり、地域経済や住民生活への影響が懸念される。

社会 (Society)

犬が4歳児を襲撃、父が乳児を抱え救出 英ロンドンで

英ロンドンのサットンに住むジェイソン・グーダーズさん(36)は、4歳の息子ノア君が自宅の庭で犬に襲われた際、1歳の娘を抱えたまま犬と格闘し、息子の命を救った。ノア君は誕生日にチェシントン・ワールド・オブ・アドベンチャーズへ旅行に行く予定で、興奮して裏口から庭へ走り出たところ、茶色のマスティフに後ろから襲われた。ジェイソンさんは「彼が死んだと思った。親の最悪の悪夢だ」と当時を振り返る。

ジェイソンさんは左腕で娘をラグビーボールのように抱え、犬に襲いかかった。犬はノア君の頭に歯を食い込ませており、頭蓋骨に達する傷を負わせた。ジェイソンさんは犬を引き離し、パートナーのシャーロット・フォーダムさんにノア君を預けた。犬はジェイソンさんの太ももと臀部も噛み、皮膚と筋肉を貫通したが、アドレナリンで痛みを感じなかったという。

ノア君はセント・ヘリア病院で初期治療を受けた後、セント・ジョージ病院に搬送され、緊急手術を受けた。形成外科医によると、咬傷は頭蓋骨まで達していた。シャーロットさんは「咬傷があと数センチ下だったら、息子は死んでいたかもしれない」と法廷で証言した。ノア君は幸運にも良好に回復し、入院中はスタッフから誕生日プレゼントを贈られた。

犬の飼い主であるシェイ・ライトさんは、制御不能な犬の飼育責任で訴追され、約1年の審理の末、クロイドン治安判事裁判所で無罪判決を受けた。18か月の社会奉仕命令と200時間の無報酬労働、そしてグーダーズ一家への1,000ポンド(約1,350ドル)の損害賠償が命じられた。ジェイソンさんは判決に不満を示し、犬の飼育禁止命令が出なかったことを懸念している。

現在5歳になったノア君には心理的な影響が残っている。極度に不安になり、一人でいることを嫌がり、犬が「犬の刑務所」にいるが、柵を破って自分を捕まえに来るのではと心配している。7歳の兄も犬に追いかけられる悪夢を見ている。家族はセント・ジョージ病院へのおもちゃの寄付を地域に呼びかけている。

三つの殺人事件と二つの裁判が交錯する週末 アルゼンチンと米国で司法の行方に注目集まる

アルゼンチン・ブエノスアイレス州フローレンシオ・バレラで発生した三人の若い女性殺害事件で、新たに四人の容疑者が拘束された。事件発生からほぼ一年を迎えようとするなか、モロン連邦判事ホルヘ・ロドリゲスが命じた家宅捜索と逮捕状執行により、容疑者らは身柄を拘束された。検察官マリエラ・ラボセッタの要請を受け、ラ・マタンサDDIの約三百人の警官が約十か所の家宅捜索を実施した。司法関係者によれば、通信解析や現場捜査などの調査活動が新たな容疑者の特定につながったという。捜索では携帯電話や電子機器に加え、番号が削られた九ミリ口径の拳銃と弾薬が押収された。新たな容疑者らは月曜日にロドリゲス判事の面前で供述する予定だ。

一方、バングラデシュの首都ダッカでは、小学校校長ランジラ・パルヴィーンがひったくりに遭い死亡した事件で、三人の容疑者が五日間の勾留を終えて刑務所に送られた。ダッカ都市治安判事モハンマド・リポン・ホサインが土曜日に決定を下した。容疑者はポニ、セドリック・ジュリアン、ラキブ・ホサインの三人で、シェレ・バングラ・ナガル警察のシャヒン巡査部長が勾留明けの三人を法廷に提出し、収監を求めた。保釈請求は提出されず、裁判所は収監を命じた。事件は八月二十九日未明、国会議事堂近くで発生したもので、走行中のオートリクシャーから転落したパルヴィーンさんは頭部に重傷を負い、搬送先で死亡が確認された。

フランスでは、元アルゼンチン代表ラグビー選手フェデリコ・マルティン・アランブルがパリで射殺された事件の裁判が月曜日から始まる。二〇二二年三月十九日未明、サンジェルマン大通りのカフェのテラスで起きた些細な諍いが、男たちの追跡劇に発展した。ロイク・ル・プリオルとロマン・ブーヴィエの二人が一分間に十発を発射し、アランブルは六発の銃弾を受け死亡した。二人は極右団体GUDの関係者で、パリの重罪法廷で裁かれる。アランブルは妻と三人の幼い子供を残してこの世を去った。

米国マサチューセッツ州では、三人の子供を殺害した罪に問われたリンジー・クランシー被告の裁判が、陪審員の評決不一致により無効となった。約七週間に及んだ裁判で、検察は故意の殺人と主張したのに対し、弁護側は産後精神病による無責任を主張した。陪審は四十時間以上にわたり評議したが、一人の陪審員が合理的疑いを抱き続けた。判事はミストリアルを宣言し、検察は再審の是非を判断する。クランシー被告は現在もテュークスベリー病院に収容されている。この事件は産後のメンタルヘルスをめぐる議論を全米に巻き起こし、被告を支援する女性たちが法廷外に集まる一方、厳罰を求める声も根強い。

これらの出来事は、司法制度が直面する課題を浮き彫りにした。アルゼンチンでは組織犯罪の捜査が進展し、バングラデシュでは日常的な犯罪への迅速な対応が求められる。フランスでは極右グループの暴力が法廷で裁かれ、米国では産後精神病という医学的・法的に複雑な問題が陪審制度の限界を試した。いずれの事件も、社会の分断や制度の不備を映し出す鏡となっている。

マレーシア・サラワク州で煙霧悪化、6地域が「非常に不健康」域に シンガポールは改善も越境煙霧の継続懸念

マレーシアのサラワク州では煙霧が深刻化し、6地域で大気汚染指数(API)が「非常に不健康」とされる200を超えた。環境局が公開したデータによると、午後6時時点でクチンが全国最高の275を記録し、スリアマン235、セリアン230、サマラハン210、ビントゥル209、サマラジュ208と続いた。全国68の観測地点のうち25地点が「不健康」、6地点が「非常に不健康」を記録した。

環境局開発担当副局長のアズリ・アジザ・サエドン氏は、午後1時時点のデータとしてセリアンが287で全国最高となったと説明した。乾燥した天候が続く中、アセアン専門気象センター(ASMC)はカリマンタンで139、スマトラで138、マレーシア国内で16のホットスポットを検出した。煙霧はカリマンタンから北東方向へ移動し、サラワク州、サバ州、ブルネイに影響を及ぼしている。

シンガポールでは5日、大気質が「中程度」の範囲に改善した。中央地域の24時間PSIは午前1時のピーク123から午後10時には96まで低下し、西部と東部もそれぞれ89と79となった。ただし、スマトラ南部・中部やカリマンタンの森林火災が続く限り越境煙霧は継続する見込みで、環境庁(NEA)は24時間PSIが「中程度」の上限から「不健康」の下限になると予測した。NEAは前日から毎日の煙霧予報を発表している。

生活・健康 (Life & Health)

バングラデシュで麻疹死者991人に、24時間で4人死亡 ワクチン接種ギャップが深刻化

バングラデシュで続く麻疹流行により、24時間で新たに4人の子供が死亡し、累計死者数は991人に達した。保健総局(DGHS)の発表によると、新たな死者のうち3人は麻疹疑い、1人は臨床的に確定と分類された。累計では疑い例を含む死者が891人、確定死者が100人となった。

同期間中に新たに843件の麻疹疑い症例が記録され、累計疑い症例は16万3,105件に達した。確定感染者も74人増え、累計1万9,641人となった。3月15日以降、全国で14万3,214人の疑い患者が入院し、そのうち13万7,921人が回復して退院した。

入院患者の大半は生後6カ月から5歳までの幼児で、栄養不良が症状を悪化させている。麻疹は咳やくしゃみで容易に感染し、感染後の特効薬はない。重症例では呼吸障害や脳腫脹を引き起こす。ダッカの小児病院では、麻疹治療を受ける子供で病棟が満杯の状態が続いている。

今回の流行は、バングラデシュの小児ワクチン接種率の維持に課題があることを浮き彫りにした。2024年に予定されていた麻疹キャンペーンは政情不安で遅れ、2025年の接種計画も労働者ストライキや不安定さで中断された。政府は接種漏れした子供を対象に全国的なワクチン接種キャンペーンを開始した。保健顧問のSMジアウディン・ハイダー氏は流行を壊滅的と評し、医療従事者が子供たちの接種ギャップを埋めるために働いていると述べた。疫学者のマフムードゥル・ラフマン氏は、流行封じ込めのため接種拡大を検討するよう当局に求めた。

インドネシア無償給食で約2000人が体調不良、プラボウォ政権の食の安全に懸念

インドネシアで今週、プラボウォ・スビアント大統領の無償栄養給食プログラム(MBG)に関連する食中毒の疑いで、学生や教師ら約2000人が体調を崩した。東ジャワ州、中部ジャワ州、西スマトラ州、アチェ州、南スラウェシ州で火曜日から木曜日にかけて、約1950人の学生、教師、イスラム寄宿学校の生徒が給食を食べた後に発症した。

最大の集団発生は中部ジャワ州レンバンで発生し、ラセム第一州立高校の生徒752人と教師25人が下痢、吐き気、嘔吐、腹痛を訴えた。東ジャワ州シドアルジョでは、マンバウル・ヒカム・イスラム寄宿学校の生徒を中心に730人が影響を受け、当局によれば706人は退院し自宅で回復中だという。その他の疑い例はアガム、ベネル・メリア、タナ・トラジャでも報告された。死者は報告されておらず、調査が進められている。

保健省のデータによれば、2025年1月のプログラム開始以降、MBG関連の食中毒は36州の245市町村で560件発生し、5万59人が影響を受けた。当局はこれまでの大半の事例が食品安全手順の違反に関連していると説明し、現在約2万7000か所の配給拠点を点検している。衛生・衛生状態の不備により少なくとも833の厨房が閉鎖された。

スポーツ (Sports)

ハーランドの決勝ヘッドでシティが首位浮上、コヴェントリーに1-0勝利

マンチェスター・シティはプレミアリーグ第3節で、昇格組のコヴェントリー・シティを1-0で下し、開幕3連勝で首位に立った。エンツォ・マレスカ監督の新体制は順調な滑り出しを見せたが、エティハド・スタジアムでは最後まで緊張感が漂う試合となった。

決勝点は前半26分に生まれた。今夏チェルシーから加入したエンツォ・フェルナンデスのパスからアントワーヌ・セメニョが右サイドを突破し、折り返しをアーリング・ハーランドがヘディングで合わせた。ハーランドは今季3試合連続ゴールとなる。シティはその後も決定機を作ったが、追加点を奪えず、終盤はGKジャンルイジ・ドンナルンマの2つのビッグセーブでコヴェントリーの同点弾を阻止した。

シティはこの勝利で勝ち点9とし、首位に浮上した。一方のコヴェントリーは開幕3連敗となり、勝ち点ゼロのまま。フランク・ランパード監督のチームは、25年ぶりのトップフライト復帰後、初勝利を目指す。

試合前には、ウォームアップ中に負傷したニコ・オライリーに代わり、フェルナンデスが急遽先発出場した。同じく今夏加入のイリマン・ンディアイもデビューを飾り、ハーランド、セメニョ、ラヤン・シェルキとともに強力な前線を形成した。

シティは次節、マンチェスター・ダービーでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。一方、日曜日にはアーセナルとチェルシーが首位争いをかけて激突する。

ガスリー、モンツァで初のポールポジション獲得 アルピーヌに今季最大の衝撃

F1イタリアGP予選で、アルピーヌのピエール・ガスリーが自身初のポールポジションを獲得した。1分21秒786のタイムで、メルセデスのジョージ・ラッセルに0秒060差をつける劇的な結果となった。モンツァの高速サーキット特性と、アルピーヌが投入した低抗力型のマシンA526が奏功した形だ。

ガスリーは予選前、ラッセルとチェスで対戦し勝利していた。その直後にコース上でもライバルを上回り、モンツァとの特別な関係を改めて示した。2020年に同地で初勝利を挙げており、今回が初ポール。フランス人ドライバーのポール獲得は1997年のジャン・アレシ以来となる。

一方、アルピーヌのフランコ・コラピントは自己最高の予選8位を記録。チームメイトの好走を祝福しつつ、セッション間でのタイム向上に課題を残したと語った。決勝では、チャンピオンシップリーダーのキミ・アントネッリがエンジン交換による30ポジション降格ペナルティで最後尾からスタートするため、コラピントは7番グリッドに繰り上がる。

フェラーリはシャルル・ルクレールが4位、ルイス・ハミルトンが5位と地元ファンの期待に応えきれず。メルセデスのトト・ウルフ代表は、アルピーヌの予選性能を認めつつ、決勝でのペースは別物だと指摘した。ガスリーは「首位をできるだけ長く守る」と決勝に向けて意気込みを語った。

メッシ、アルゼンチン代表引退後初戦へ インテル・マイアミがアトランタ・ユナイテッドと対戦

インテル・マイアミは現地時間6日、MLS2026第24節でアトランタ・ユナイテッドをホームに迎え撃つ。リオネル・メッシにとってはアルゼンチン代表からの引退を表明してから初めての試合となる。試合はAppleTV+で配信され、クラリン紙がライブ速報を担当する。

メッシは前節モントリオール戦で4得点を挙げる圧巻のパフォーマンスを見せており、インテル・マイアミの歴史で初めてのポーカー達成となった。対するアトランタ・ユナイテッドは、かつてバルセロナやアルゼンチン代表、そしてインテル・マイアミ自身を率いたヘラルド・マルティーノ監督が率いる。マルティーノは古巣との再戦となる。

インテル・マイアミの暫定監督ギジェルモ・オジョスは、メッシの代表引退について「我々にサッカーの歴史の道筋を示してくれた」と賛辞を送り、チームは「非常に感傷的で、痛みを感じている」と語った。一方でメッシが「多くのもの」を残し、「国への愛」を教えたと強調した。

両チームのスターティングメンバーが発表された。インテル・マイアミはデイン・セントクレア、ノア・アレン、マクシミリアーノ・ファルコン、イアン・フレイ、テラスコ・セゴビア、ヤニック・ブライト、ロドリゴ・デ・パウル、カゼミーロ、ヘルマン・ベルテラメ、ルイス・スアレス、リオネル・メッシの布陣。アトランタ・ユナイテッドはルーカス・オジョス、エネア・ミハイ、ジュニオール・アロンソ、パウロ・ディアス、トマス・ヤコブ、アレクセイ・ミランチュク、ウィリアム・レイリー、トリスタン・ムユンバ、クーパー・サンチェス、ミゲル・アルミロン、ファブリス・ピコーの陣容で臨む。

インテル・マイアミは東カンファレンス上位につけており、今回の勝利でさらに順位を上げたいところだ。一方、アトランタ・ユナイテッドはマルティーノ監督の下で古巣相手に勝利を狙う。