The Morning Star Observer

2026年08月17日 月曜日夕刊 (Evening Edition)ArchiveAbout

トランプ大統領、韓国との合同軍事演習の大幅縮小を指示——金正恩氏との関係重視、イラン非核化支援拒否に不満

ドナルド・トランプ米大統領は16日、韓国との年間合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」を「大幅に縮小」するよう国防総省に指示した。トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、演習が高コストであること、北朝鮮の金正恩氏との「非常に良好な関係」を理由に挙げ、韓国がイランの非核化への参加を拒否したことにも言及した。

トランプ氏は「これらの演習は高コストであるだけでなく、ドナルド・J・トランプが大統領である限り、脅威を与えず敬意を示してきた国に対して、まったく不適切で敵対的なシグナルを送るものだ」と述べた。その上で「完全にキャンセルするには遅すぎるため、ピート・ヘグセス国防長官に合同軍事演習を大幅に縮小するよう指示した」と明らかにした。また「最近、韓国大統領にイラン・イスラム共和国の非核化に参加するか尋ねたところ、『結構です』と断られた」と投稿した。

演習は17日から27日までの11日間、約1万8000人の韓国軍が参加して実施される予定だ。韓国国防省は「演習は予定通り進行している」と発表したが、トランプ氏の発言に対する具体的な調整は確認されていない。北朝鮮はこの演習を「侵略のリハーサル」と非難し、先週には弾道ミサイルを発射して抗議の姿勢を示した。

専門家は、今回の決定が米韓同盟の抑止力低下につながると懸念を示す。韓国国防研究院のユ・ジフン研究委員は「合同演習の縮小は、北朝鮮との交渉再開に向けた環境づくりを意図したものだ」と分析する一方、「演習の縮小が繰り返されれば、同盟の統合防衛態勢の熟練度や北朝鮮への抑止シグナルの一貫性が弱まるリスクがある」と指摘した。また、梨花女子大学のライフ=エリック・イーズリー教授は「演習縮小は同盟の調整を損ない、韓国が自国防衛の責任を強化するプロセスを遅らせ、アジアでの紛争抑止力を弱める」と警告した。

ウクライナ、過去最大級の無人機攻撃でロシア首都圏を攻撃 双方で少なくとも19人死亡

ウクライナは16日未明、ロシアのモスクワ地域と南部ロシアに対して800機以上の無人機を投入する、戦争開始以来最大級の攻撃を実施した。ロシア国防省は822機のウクライナ無人機を撃墜したと発表した。モスクワ市長のセルゲイ・ソビャニン氏は、ロシア首都に向かう約600機の無人機を検知し、その3分の1がモスクワ地域上空で迎撃されたと述べた。モスクワ州知事のアンドレイ・ボロビョフ氏は、この攻撃を「近年記憶にある中で最も大規模な無人機攻撃の一つ」と評した。

ロシア側では、モスクワ地域で83歳の男性が自宅を無人機に直撃され死亡したほか、南部ロストフ地域では150機以上の無人機による攻撃で5人が死亡し、複数の住宅や鉄道駅が損壊し、森林火災が発生した。ベルゴロド地域とモスクワ地域でさらに3人が死亡した。一方、ウクライナ側では、ロシア軍の無人機とミサイルによる攻撃で、ゼレンスキー大統領の出身地クリヴィー・リフにあるアルセロール・ミッタル製鉄所が攻撃され、2人が死亡、14人が負傷した。同製鉄所は操業を一部停止した。また、ザポリージャ地域で2人、スームィ地域で1人、ドネツク地域で1人が死亡し、キーウではロシア軍の攻撃により書籍市場が炎上した。

ウクライナは今年に入り、長距離ミサイルと無人機群によるロシア国内の軍事産業やエネルギー施設への攻撃を強化している。さらに、ロシア最大のオンライン小売業者ワイルドベリーズの巨大倉庫を繰り返し攻撃し、数十億ドル相当の商品を焼失させている。これらの攻撃は、2022年2月に始まったロシアの全面侵攻から約4年半を経て、戦争をロシア国民の生活圏に直接もたらすものとなっている。ウクライナ側もロシアの無人機攻撃により住宅が破壊され、キーウの象徴的な書籍市場が炎上する被害を受けた。

ロシア国防省は、クリヴィー・リフの冶金工場と、ウクライナのフラミンゴミサイル製造施設を含むキーウの複数の軍事産業施設を標的にしたと発表した。ウクライナ製の長距離ミサイルは、ロシア領内への攻撃で重要性を増しており、ゼレンスキー大統領は16日、ウクライナがこれらの兵器を使用して、ウクライナ国境から約900キロ離れたサマーラのロケット研究・生産センターを攻撃したと明らかにした。

また、ルーマニア国防省は17日、NATOの航空警察任務に就いていたスペイン空軍のF-18戦闘機が、ルーマニア領空に侵入した無人機を撃墜したと発表した。同機は午前5時1分に目標を撃墜した。モルドバ国防省は、ウクライナから進入したシャヘド型無人機を自国領空で検知し、ルーマニアに向けて離脱したと発表した。ロシアの無人機によるルーマニア領空侵犯は過去4年間で繰り返し報告されており、7月にはルーマニアのF-16戦闘機が3日間で3機のロシア無人機を撃墜していた。

両国の長距離攻撃の激化により、民間人の犠牲は戦争初期以来の高水準に達している。国連のデータによれば、7月にウクライナで437人の民間人が死亡し、これは2022年5月以来の月間最多となった。ロシア側も7月に79人の民間人死亡を報告している。和平交渉が停滞する中、双方の攻撃は今後も続く見通しだ。

米女優ヘイデン・パネッティーア氏死去、36歳『ヒーローズ』『ナッシュビル』で知られる

米女優ヘイデン・パネッティーア氏が36歳で死去した。ABCニュースが日曜日(2026年8月16日)に代理人の声明として伝えた。声明は「深い悲しみとともに、最愛のヘイデンの悲劇的な死を共有する。彼女は信じられないほどの光であり、自然の力であり、彼女を知るすべての人々、そしてスクリーンで彼女を見た何百万人もの人々に計り知れない愛と喜びをもたらした」と述べた。死因は明らかにされておらず、TMZによれば警察が調査を開始しているという。

パネッティーア氏は1989年8月21日、ニューヨーク州パリセーズ生まれ。乳児期にモデルエージェンシーにスカウトされ、子役としてキャリアを開始した。ピクサー映画『バグズ・ライフ』(1998年)で声優デビューを果たし、2006年放送開始のNBCドラマ『ヒーローズ』でクレア・ベネット役を演じ、国際的な名声を得た。同作は2010年まで放送され、「チアリーダーを救え、世界を救え」というフレーズで知られた。2012年からは『ナッシュビル』でジュリエット・バーンズ役を演じ、ゴールデングローブ賞に2度ノミネートされた。映画では『リメンバー・タイタンズ』『アイス・プリンセス』『スクリーム4』『スクリームVI』などに出演した。

私生活では、元ヘビー級世界王者ウラジミール・クリチコ氏と2009年から2018年にかけて断続的に交際し、2014年に娘カヤさんが誕生した。2018年に完全に破局した後、アルコール依存症や産後うつに苦しみ、リハビリ施設に入所したこともあった。2023年には弟のジェンセン・パネッティーア氏が心臓疾患の合併症で28歳で死去している。2026年5月には回想録『This Is Me: A Reckoning』を出版し、子役時代の経験や依存症、産後うつ、弟の死などについて率直に語っていた。回想録の中で自身がバイセクシュアルであることも公表した。

パネッティーア氏の死は、テレビ・映画・アニメーションと幅広く活躍した俳優の喪失を意味する。家族はプライバシーを求めている。彼女は金曜日に37歳の誕生日を迎えるはずだった。

イスラエル極右閣僚がガザで「毎晩30~40人殺害」を主張、和平計画は暗礁

イスラエルの国家安全保障相イタマル・ベン・グビルが、ガザで毎晩30~40人を殺害すべきだと主張した。発言は16日に公開されたポッドキャストで行われ、パレスチナメディアで広く報じられた。ベン・グビルは「首相には反対だ。ガザで標的殺害を実行し、毎晩30~40人を排除すべきだ。差し迫った脅威を持つ者だけではない。そこには生きるに値しない人々がいる。彼らは生きるべきではない。彼らは人間ですらない」と述べた。

この発言は、元ガザ人質ロム・ブラスラフスキーとの対談で出たものだ。ブラスラフスキーは自身の捕虜を処刑したいと述べ、ベン・グビルは「世界をひっくり返してでも実現させる」と応じた。ベン・グビルはまた、ガザのパレスチナ人の大量移住とユダヤ人入植を主張し、「ガザ全体が我々のものだ」と語った。国際法専門家は、こうした強制移住は民族浄化に当たる可能性があると警告している。

一方、米国のジャレッド・クシュナー特使は16日、エジプトでハマスの政治部門トップ、ハリル・アル=ハイヤと異例の会談を行った。17日にはイスラエルのネタニヤフ首相と会談する予定だ。ネタニヤフ首相はトランプ大統領のガザ和平計画を「受け入れられない」として拒否しており、和平プロセスは停滞している。8カ国(トルコ、エジプト、インドネシア、ヨルダン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、UAE)は共同声明でイスラエルの拒否を非難し、「和平努力を妨害している」と批判した。

ガザでは昨年10月の停戦後もイスラエル軍の攻撃が続き、保健省によれば1,250人以上が死亡した。イラン外務次官はベン・グビルの発言を「虐殺の夜間ノルマ」と非難し、「これらの告白は裁きの日のために記録され保存されなければならない」と述べた。イスラエルはガザで2023年10月以来、73,391人以上を殺害したと報じられている。

政治 (Politics)

インドネシア独立81周年、地震被災地で厳粛な式典 モディ首相は演説で女性議員枠を訴え

2026年8月17日、インドネシアは独立81周年を迎えた。プラボウォ・スビアント大統領はジャカルタの大統領宮殿で国旗掲揚式と軍事パレードを主宰した。しかし、その前日の8月15日に東ヌサ・トゥンガラ州で発生した地震により少なくとも53人が死亡しており、式典は災害の影を落とすものとなった。被災地では倒壊建物の捜索が続き、月曜日には約1,600回の余震が観測される中、住民は津波を恐れ高台へ避難した。

一方、インドではナレンドラ・モディ首相が独立記念日の演説で、女性の議会における33%の議席留保を訴え、野党の支持を求めた。2014年の就任以来、モディ首相の演説の焦点は、トイレや銀行口座、貧困といった基本的な課題から、6G、半導体、AI、量子コンピューティングといった先進技術へと移行してきた。社会保障の適用範囲は過去12年間で4倍の1億人に拡大したと強調した。

パキスタンでは、独立記念日を祝うロバ車レースがカラチで開催され、約40台が参加して伝統文化の保存と平和強化を訴えた。また、パンジャブ州ムザファルガルでは運河に転落したローダーリキシャの行方不明者3人の捜索が7日目に入り、ソナーやドローンを駆使した捜索が続いている。これらの出来事は、南アジア各国が独立記念日を祝う一方で、自然災害や社会問題に直面する現実を浮き彫りにした。

トランプ米大統領、サウジ・トルコ・パキスタン防衛協定を歓迎「中東は結束しつつある」

ドナルド・トランプ米大統領は16日、サウジアラビア、トルコ、パキスタンの3カ国が8月7日に調印した「メッカ共同防衛協定」について歓迎の意を表明した。トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「サウジアラビア、トルコ、パキスタンが最近、ついにメッカ共同防衛協定に署名したことを非常に嬉しく思う」と投稿。「中東が結束しつつあり、各国がより有意義な形で自国を防衛できるようになることを示している」と述べ、この協定を「大きく、大胆で、重要な第一歩」と評価した。

この3カ国協定は、2月末に始まった米国とイランの戦争が中東全域に拡大し、イラン支援のフーシ派反乱軍による攻撃が続く中で締結された。パキスタン外務省は、加盟国への攻撃は全加盟国への攻撃とみなされるとし、この協定は「集団的抑止力を強化することを目的とする」と説明した。協定は「集団的安全保障をさらに強化し、地域およびその先における平和、安全、安定を促進するという共有されたコミットメント」を宣言し、3カ国はイランと米国の紛争解決に向けた取り組みにも参加する方針を示した。

この協定は、NATOの集団防衛原則との類似性から「イスラム版NATO」とも呼ばれている。調印はジッダで行われ、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相が署名した。協定は国連憲章第51条に基づくとされ、軍事訓練、人事交流、共同演習、情報共有などの協力分野が含まれるが、全文は公開されておらず、正確な軍事的義務や発動条件は不明だ。

イランはこの3カ国防衛協定を、米国との同盟からのシフトを示すものとして宣伝している。一方、一部のアナリストは、参加国のいずれもが攻撃を受けた他国を軍事的に支援する可能性は低いとして、協定の重要性を誇張する試みを軽視している。トルコはNATO第2位の軍事力を誇り、核武装したパキスタンと主要な石油輸出国であるサウジアラビアとの協定は拡大の可能性があり、エジプトが潜在的な候補として挙げられていると述べ、既存の同盟を置き換えるものではないとしている。

パキスタンのシャリフ首相は、トランプ氏の支持を歓迎し、「地域の安全保障協力を強化する重要な一歩」と評価した。また、トランプ氏の「勇気ある決断的なリーダーシップ」を称賛し、南アジアでの核災害を防ぎ、何百万人もの命を守ったと述べた。インド外務省は8月11日、この協定について「インドの国家安全保障と地域の平和・安定の観点から影響を検討している」と述べ、国家安全保障を守るために必要な措置を取ると表明した。

休達国境で移民大量逮捕、バングラデシュは農業転換、ロヒンギャ帰還は遅延:世界の動き

スペイン領セウタ国境では、モロッコ治安部隊が新たな集団越境を防ぐため、サハラ以南アフリカ出身の移民294人と、移民を助長した疑いのモロッコ人61人を逮捕した。7月下旬に発生した大規模越境では少なくとも90人が死亡し、欧州連合全体に移民危機を引き起こした。現在も5,000人から8,000人の移民がセウタに残り、窮状を訴えている。

バングラデシュでは、コメ安全保障から栄養安全保障への移行が進む。同国は半世紀で食料不足国から世界有数のコメ生産国へ変貌したが、気候変動や農地減少に対応し、栄養価の高い作物への投資が求められている。2024年から2074年までの長期予測では、コメ需要が3,800万トンから4,800万トンに増加すると見込まれ、コメを基盤としつつ豆類や油糧作物の生産拡大が必要だ。

ミャンマーは、バングラデシュのキャンプにいる約30万9,000人をラカイン州の元住民と確認したが、治安改善まで帰還は進めないと表明した。2017年の弾圧以降、70万人以上のロヒンギャがバングラデシュへ逃れており、帰還は二国間問題として扱われる。

イスラエル入植者暴力が激化、西岸地区でパレスチナ人家族が包囲される

イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区で、ユダヤ人入植者による暴力行為が激化している。クスラ村では入植者がパレスチナ人家族の住宅を包囲し、住民を閉じ込める事態が1週間以上続いている。パレスチナ系アメリカ人のルイ・リディ氏は、83歳の母親を含む15人が入植者に囲まれた3軒の家に閉じ込められているクスラへ、米国から緊急に飛ぶことを決めた。また、ベツレヘム東方のジャナタ地区では、パレスチナ人医師マジド・アリヤン・ドウェイカット氏が約10人の入植者に石や棒で襲われ、手を骨折する事件が発生した。

入植者らはラマラ近郊のウム・サファ村とブルカ村に新たな入植前哨基地を設置するためテントを張り、土地の接収を進めている。パレスチナ通信ワファによれば、ウム・サファの土地約4800ドゥナムのうち約4700ドゥナム、ブルカの約1万2000ドゥナムのうち約1万ドゥナムを入植者が既に接収したという。国連パレスチナ占領地特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏は、イスラエルが入植者に強制力を委託し、民族浄化を進めるために利用していると非難した。

イスラエル軍はクスラ村で入植者の暴力を取り締まる代わりに、住民の家の前にテントを設置するなど、入植者に加担する姿勢を見せている。ベンヤミン・ネタニヤフ首相はクスラでの入植者による包囲について沈黙を守っており、米国は非公開で懸念を伝える一方、公然とした非難は控えている。ドナルド・トランプ米大統領は就任初日にバイデン前政権の入植者制裁措置を撤回しており、入植者暴力への対応が国際社会で問われている。

南アフリカ、SADC議長国就任へ:地域統合と移民・水問題が焦点

南アフリカは8月17日、ダーバンで開催される第46回南部アフリカ開発共同体(SADC)首脳会議で議長国に就任する。シリル・ラマポーザ大統領が2026/27年の任期で議長を務め、地域統合と経済発展を推進する方針だ。議題には移民、貿易、重要鉱物、工業化、安全保障が含まれる。

南アフリカはSADC諸国に対し、人の移動に関する議定書の批准を働きかける。現在7か国が批准済みで、発効には11か国が必要だ。経済統合では、域内貿易を現在の約20%から50%に引き上げる目標を掲げる。重要鉱物の域内加工と地域バリューチェーン構築も優先課題である。

一方、南アフリカは移民問題に直面する。4月から7月にかけて4,229人の無登録外国人が正規の入国地点外での入国を試みて阻止された。同期間の送還・自主帰国者は約9万人に上り、ホームアフェアーズはこの事業に2億9,200万ランドを支出したが、これは「資金割当のない任務」とされる。政府はマラウイ、ナイジェリア、エチオピアに費用の償還を求めている。

水問題も喫緊の課題だ。ムプマランガ州での公聴会では、給水車による週末給水、未修理のポンプ、漏水など住民の苦情が相次いだ。政府は水サービス改正法案で職員の個人的責任を問う方針だが、南アフリカ地方自治体協会は歴史的遅延や資金不足など構造的問題を見落とすと警告する。水・衛生省は今後3年間で1,560億ランド超を水インフラに投資する計画だ。

女性の経済的包摂も重要な課題である。1956年の女性行進から70年が経過したが、ジェンダーに基づく暴力による経済的損失は年間280億〜420億ランドに上る。企業も対応を迫られており、ヴォーダコム南アフリカは女性幹部比率54.5%を達成する一方、技術部門では33.7%にとどまることを認め、是正に取り組む。

文化面では、ケープタウンのバクスター劇場でオーストラリア発の演劇『プリマ・ファシエ』の南アフリカ版が上演され、性暴力被害者が司法制度で二次被害を受ける実態を描き、観客に強い衝撃を与えた。また、南アフリカのミッションステーションの歴史を記録するドキュメンタリープロジェクトも進行中だ。

経済面では、ナイジェリア株式市場が先週1.2%下落したが、取引高は前年比で倍増した。今週は大手銀行の決算発表が控え、投資家の選別的な姿勢が続く見通しだ。パキスタンのシアールコート商工会議所の貿易使節団は南アフリカを訪問し、スポーツ用品や皮革製品などの輸出市場開拓を目指す。

スーダンでは、アフリカ連合(AU)の平和安全保障理事会が2日間の現地訪問を開始した。停戦と人道支援アクセス改善、政治プロセス再開を目指すが、スーダン軍と即応支援部隊の双方が軍事的優位を信じる限り、仲介の困難は続く。専門家はAUに強制力がなく、停戦を強制する手段を持たないと指摘する。

これらの課題は、南アフリカが地域のリーダーとして直面する複雑な状況を浮き彫りにする。移民管理と経済成長の両立、水インフラの改善、女性の経済参加促進、地域安全保障への関与——これらは相互に関連し、南アフリカの地域統合の成否を左右する。SADC議長国としての1年が、具体的な成果を生み出せるかが問われる。

イラン、米国との60日間モU期限切れを前に戦争拡大準備を完了か

イランが米国との敵対行為停止に関する覚書(モU)の60日間の交渉期間を、外交ではなく戦闘拡大の準備に費やしていたことが明らかとなった。期間は月曜日に満了を迎え、双方は戦争終結に向けた進展を見せず、断続的な戦闘を繰り返している。

ウォール・ストリート・ジャーナルがイランおよびアラブ当局者の話として報じたところによれば、テヘランは米国とイスラエルが将来の攻撃のための時間稼ぎをしていると認識しており、過去60日間でミサイルとドローンの生産を増強し、強硬派を重要ポストに起用したという。アラブの情報当局者は、イラン指導部に「戦争を拡大する態勢を整える」という戦略的転換があると指摘している。

イランの国会議長で首席交渉官のモハンマド・バゲル・ガリバフは、米国およびイスラエルとの戦争における軍事的・政治的勝利を宣言した。ガリバフ氏は、米国がイランに対してベトナム戦争時よりも多くの火力を使用したと述べ、抑止力の到達点が必要だと主張した。

一方、イランはホルムズ海峡での船舶攻撃を再開し、サウジアラビアへのフーシ派の海上封鎖を支援した。イスラム革命防衛隊(IRGC)は、イラク、イエメン、レバノンの代理勢力に地域紛争拡大の計画を伝達し、サウジの港湾やエネルギー施設の標的リストを提供したとされる。

米国側では、トランプ大統領がホルムズ海峡を米国領土と宣言する計画を表明したが、イラン軍参謀総長のアミール・ハタミ少将はこれに強く反発し、「冗談であっても巨大な誤りだ」と警告した。また、米兵を殺害または捕獲した者への報奨金制度を発表した。

モUの期限切れにより、外交的進展の兆しは見えず、イランはオマーンとの海峡航行ルート合意を模索する一方、米国は経済制裁の強化を検討している。専門家は、米国には軍事・経済の両面でイランに圧力をかける余力が乏しく、イランが国際経済とトランプ政権に圧力をかけ続けると分析している。

中国の海洋進出と台湾への干渉、国際社会で警戒強まる

日本海上保安庁は16日、沖縄県久米島沖の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の調査船「東方紅2」がワイヤー状の物体を海中に垂下する活動を確認したと発表した。同船は17日朝になっても活動を継続しており、保安庁は無断の海洋調査を中止するよう無線で警告した。また、別の中国船「向陽紅21」も久場島沖のEEZ内で確認されたが、同日中に退去した。

台湾では、韓国で開催される光州ビエンナーレのパビリオン名称から「台湾」が削除されたことに対し、参加する台湾人アーティスト10人が政治検閲だと非難する共同声明を発表した。民主進歩党の中国事務部は、中国共産党がAIを活用し、台湾の選挙への干渉を強化していると警告。個人データやソーシャルメディア行動を分析し、偽の音声や動画を生成するなど、選挙直前の情報操作の危険性を指摘した。

さらに、米国のシンクタンク研究員マイケル・マッザ氏は、中国のグレーゾーン作戦に対抗するため、米沿岸警備隊の艦艇が西太平洋に再展開し、台湾やフィリピンと連携する動きが始まったと分析している。中国の海洋進出と情報戦は、地域の安全保障に深刻な影響を及ぼしている。

南アフリカとアルゼンチンにおける社会・政治課題の多面的考察:教育資金危機、地方行政の監査問題、産業政策の岐路

南アフリカでは高等教育資金援助機関NSFASが約150億ランドの資金不足に直面している。高等教育相のブティ・マナメラ氏は、2018年の約25億ランドから昨年の135億ランドを経て現在の水準に達したと述べ、政府が無償高等教育の約束を維持できない場合、そのアプローチを再考せざるを得ないと警告した。2026年度には66万人以上の学生への資金援助が承認されており、需要の増加が政府の資金供給を上回っている。財務相のエノク・ゴドングワナ氏は、NSFASの運営に年間約7億ランドが費やされており、この資金で9,000人の学生の授業料を賄えると批判している。

地方自治体の監査報告では、2024-25年度の監査結果が公表され、全自治体の15%のみがクリーン監査を達成し、45%が不健全な予算を採択して総額2,881億7,000万ランドの財源不足を抱えている。監査総監のツァカニ・マルレケ氏は、未整備のインフラにより水が147億3,000万ランド、電力が216億3,000万ランド相当失われたと指摘する。一方で、61%の自治体が無限定適正意見を取得し、不表明意見は2020-21年の29件から8件に減少するなど改善の兆しも見られる。

アルゼンチンでは、製造業の停滞の中で産業連合(UIA)が9月2日の産業デーをブエノスアイレス州のエレア社の工場で開催する。同社はシエレツキ、シグマン、ゴールド各一族が所有する製薬大手で、米国が求める特許協力条約への加盟圧力が高まる中での開催となる。政府は製薬・バイオテクノロジー分野の特許制限撤廃を求めるが、議会での支持は得られていない。UIAのマルティン・ラパリーニ会長は融和姿勢を示す一方、専門家は「緊急性を機会に変える」必要性を強調し、Vaca Muertaやリチウム・銅鉱業、アグリビジネスを成長の梃子にすべきだと提言している。

さらに、米国上院がアフリカ成長機会法(Agoa)の2年間延長を支持しており、南アフリカの農業輸出にとって重要な意味を持つ。南アフリカの対米農業輸出は年間5億ドル超で、全農業輸出の約4%を占める。Agoaが失効すれば追加関税によりチリやペルーとの競争で不利になるが、現在は12.5%の関税で同等の条件を維持している。

これらの課題は、南アフリカとアルゼンチンの両国が直面する構造的な問題を浮き彫りにしている。教育資金の不足、地方行政の不透明性、産業競争力の低下は、いずれも長期的な社会経済的影響を及ぼす可能性があり、政府の対応が問われている。

経済 (Economy)

ホルムズ海峡の輸送がほぼ停止、原油価格は高止まり—米イラン交渉は停滞

ホルムズ海峡を通過する船舶の動きが週末にかけて急減速した。船舶追跡データを提供するKplerによれば、土曜日に同海峡を通過した商船は5隻のみで、日曜日にはゼロだった。前週末には31隻が通過していた。この急減速は、アブダビ国営石油会社(ADNOC)が運航するタンカー3隻が先週、海峡通過中に攻撃を受けたことを受けたものだ。

米国とイランの間では中東紛争を解決するための交渉が停滞している。イランのアッバス・アラグチ外相は土曜日、テヘランはワシントンとの交渉再開をまだ決定していないと述べた。また、ワシントンが海峡に関するイランの条件を満たさなければ輸送は再開しないと主張した。米国はイランに対する海上封鎖を無期限に維持できると表明している。ドナルド・トランプ米大統領は、紛争が続く間、米国民にガソリン価格の若干の上昇を受け入れるよう求めた。

原油価格は月曜日の早朝取引でほぼ横ばいとなった。ブレント原油は0.42%上昇し1バレル88.89ドル、WTI原油は0.21%上昇し82.57ドルで推移した。先週は両指標とも5%以上上昇していた。これはADNOC運航タンカーへの攻撃に加え、サウジアラムコの製油所への攻撃も背景にある。ホルムズ海峡は戦前、世界の原油と液化天然ガス輸送量の5分の1を扱っていた。2月に米国とイスラエルがイランに対して開始した戦争以前は、1日あたり130隻以上が通過していた。

一方、イエメンのフーシ派が7月20日にサウジアラビアに対する海上封鎖を宣言したバブ・エル・マンデブ海峡では、週末の商船通過は49隻で、前週の55隻から減少した。サウジアラビアの石油輸送は追跡されなかった。海峡の輸送停滞が長期化すれば、世界のエネルギー供給に深刻な影響を及ぼす可能性があり、原油価格への上昇圧力が続く見通しだ。

ラテンアメリカ市場週報:米連邦準備制度理事会(FRB)議事録が焦点、各国GDP発表へ

2026年8月17日から21日までの週、ラテンアメリカ市場は中央銀行の議事録と経済成長指標に注目が集まる。最大の外部要因は、水曜日に発表される米連邦準備制度理事会(FRB)の7月会合議事録だ。市場は利下げペースに関する委員会の判断を精査し、ドル相場やラテンアメリカ通貨・株式に影響を与えるとみられる。

アルゼンチンでは、8月17日時点のドル・ブルー(非公式市場)レートが買い1,525ペソ、売り1,545ペソとなった。公式ドルとの乖離率は4%で、公式ドルは買い1,460ペソ、売り1,510ペソ(バンコ・ナシオン調べ)。ドル・ボルサは買い1,509.60ペソ、売り1,521.60ペソ、ドルCCLは買い1,571.10ペソ、売り1,573.80ペソで取引された。8月に入ってからのドル・ブルーは前月比1%上昇、年初来では17%上昇している。

地域別の経済指標では、月曜日にペルーの6月GDP(前年比1.80%)と失業率(4.9%)が発表される。火曜日にはチリの第2四半期GDP(前期比-0.5%)とコロンビアの同(同2.2%)が公表され、両国の成長格差が明確になる。アルゼンチンの6月活動指標も週末に控える。メキシコ中央銀行(バンシコ)の議事録は木曜日に公表され、金融緩和の度合いが読み取れる。

外部環境では、月曜日にカナダの消費者物価指数(CPI)、水曜日に英国のCPI(前年比2.5%への鈍化予想)、木曜日に日本のコアCPI(同1.8%への上昇予想)が発表される。金曜日には米国、ユーロ圏、ドイツ、英国のフラッシュPMIが公表され、夏後半の成長モメンタムが明らかになる。これらの指標は、ラテンアメリカ市場の投資家にとって、域内の良好なファンダメンタルズを覆す可能性のある外部要因として注視される。

インド市場では、モティラル・オスワル・ウェルス・マネジメントが、プーナワラ・フィンコープ(目標株価570ルピー、上昇余地15%)とレンスカート(同705ルピー、同15%)を今週の推奨銘柄として挙げた。プーナワラは小売融資への多角化が進み、AI活用による効率化で収益性が向上すると評価された。レンスカートは好調な1Q決算と国際展開の加速が期待されている。

香港発明家が最高賞、Shein IPO低評価、ホン・サンス受賞

香港の革新者チームは、シリコンバレー国際発明フェスティバル(SVIIF)で最高賞と8つの特別賞、35個のメダルを獲得した。太陽光発電による肥料生産システム「Amonova」がグランプリを獲得し、中国発明協会の特別賞も受けた。この技術は空気、水、再生可能エネルギーを用いて窒素肥料を現地生産し、大規模生産工場や国際サプライチェーンへの依存を減らす。

オンライン小売大手Sheinは、香港での新規株式公開(IPO)で約250億ドルの企業評価を目指している。これは2022年の資金調達ラウンドで評価された約982億ドルから大幅に低下した。一部の投資家は、Sheinが当時の成長率に戻ることに確信を持っていない。同社は今週後半にIPOを開始する予定だ。

韓国の映画監督ホン・サンスは、ロカルノ映画祭で最優秀監督賞を受賞した。映画『Nowhere to Lay My Eyes』での受賞であり、彼の35作目の長編映画となる。女優キム・ミニは最優秀演技賞をイタリアのモニカ・ベルッチと分け合った。ホン・サンスはこれまでにロッテルダム、カンヌ、ベルリンなどで受賞してきた。

香港では独立系書店への取り締まりが強化され、今年だけで4店舗のスタッフが国家安全警察に逮捕された。書店「Have a Nice Stay」は閉鎖を余儀なくされ、別の書店「Greenfield Bookstore」も閉鎖を発表した。税関は扇動的な意図を持つ書籍の押収を強化している。

日本経済減速、マレーシア成長持続、コンゴ鉱物資源が新たな成長原動力に

2026年4-6月期の日本経済は、個人消費の横ばいと設備投資の減少が響き、実質GDP成長率が前期比0.3%(年率1.1%)と市場予想を下回った。一方、マレーシアは同期に前年比6.0%の成長を記録し、投資銀行が通年見通しを引き上げた。コンゴ民主共和国は、電気自動車や再生可能エネルギーに不可欠な重要鉱物の輸出を武器に、経済成長の新たな局面を迎えている。

日本の内閣府が発表した季節調整済み速報値によると、4-6月期の実質GDPは前期比0.3%増、年率換算で1.1%増となった。ロイター調査による市場予想の年率2.0%増を大きく下回り、1-3月期の改定値1.9%増からも減速した。個人消費はGDPの半分以上を占めるが、前期比横ばい(年率0.1%減)で、市場予想の0.5%増に届かなかった。たばこ価格の上昇が一因とされる。設備投資は前期比1.2%減と2四半期連続の減少で、市場予想の0.4%増に反した。輸出は0.5%増と前期の1.7%増から鈍化したが、輸入が1.5%減(石油輸送の減少が寄与)したことが統計上の要因でGDPを押し上げた。

第一生命経済研究所の新家義貴氏は、輸入価格の上昇やイラン情勢悪化による供給制約で「日本経済がマイナス成長に陥る可能性もあった」と指摘し、プラス成長を維持したことを前向きに評価した。日銀は9月にも利上げを行うとの観測が強まっているが、今回のGDP結果がその判断に影響を与える可能性がある。円相場は1ドル=159円前後でほぼ横ばいだった。

マレーシアでは、4-6月期GDPが前年比6.0%と市場予想(5.8%)を上回り、1-3月期の5.4%から加速した。これを受け、ホン・レオン投資銀行は2026年通年のGDP成長率予想を4.7%から5.3%に、パブリック投資銀行は4.6%から5.4%にそれぞれ引き上げた。民間消費(4.8%増)、公共消費(7.6%増)、輸出の拡大が成長を牽引した。電気電子(E&E)分野の好調とAI関連需要が製造業の成長(7.3%増)を支えた。ケナンガ投資銀行は、2026年の経常収支黒字がGDP比2.1%を維持するとの見通しを示した。

コンゴ民主共和国では、コバルト、銅、マンガンなどの重要鉱物が経済成長の新たな原動力となっている。アフリカ開発銀行によると、インフレ率は2024年の17.7%から2025年には8.0%に低下し、鉱業部門は輸出収入の90%以上を占める。大統領は国内での鉱物精製を義務付ける「経済主権戦略」を打ち出し、未加工鉱石の輸出禁止を宣言した。東部の紛争が依然として課題だが、鉱物需要の高まりが成長の基盤を提供している。

Minsur、ペルーで2.5億ドルの錫鉱山計画を前進――サント・ドミンゴ計画は探査段階

ペルーの鉱山企業Minsurは、プーノ州におけるサント・ドミンゴ錫鉱山計画の初期開発を進めている。同計画には約2億5000万ドルの投資が見込まれるが、現時点ではまだ探査・計画段階にある。同社はペルーの環境規制当局Senaceに対し、将来の詳細環境影響評価書(EIA-d)作成の準備として『共通参照条件』の採用を申請した。これは計画の基礎作業であり、建設の承認を意味するものではない。

サント・ドミンゴ計画は、プーノ州のヌニョア地区とマクサニ地区に位置する。Minsurはグルポ・ブレカの一員であり、ペルー最大の家族経営企業グループの一つが強力な財務的支援を提供する。鉱石は既存のサン・ラファエル鉱山へトラック輸送するオプションがあり、輸送経路は社内道路とPU-100、PE-34B高速道路が検討されている。ただし、生産目標や鉱山寿命、建設開始日はまだ公表されていない。

サン・ラファエル鉱山は世界最大級の錫鉱山であり、Minsurは世界第2位の精錬錫生産者だ。同社はサン・ラファエルの寿命延長計画に17億ドル以上を投じ、鉱山寿命を2041年まで延ばし、精鉱能力を44%増強する。2026年第2四半期の設備投資は前年同期比49%増加し、新たな尾鉱ダムと寿命延長に充てられた。精錬錫生産量は7000トンで、前年比0.5%減にとどまった。

Minsurは2026年にグリーンフィールド探査に4200万ドルを計画しており、サント・ドミンゴも掘削対象に含まれる。錫は電子機器のはんだの主要成分であり、再生可能エネルギー需要の高まりとともに世界的な供給確保が重要となっている。サント・ドミンゴ計画は供給ギャップを埋める可能性があるが、実現には数年かかる見通しだ。投資家にとっての焦点は、EIA-d提出と掘削結果であり、2026年中の進展が計画の実現可能性を測る鍵となる。

社会 (Society)

世界各地で豪雨被害相次ぐ ベネズエラ・ハワイ・韓国南部で死者

8月15日から17日にかけて、世界各地で豪雨による災害が相次いだ。ベネズエラの首都カラカスでは大雨により3人が死亡し、ハワイでは熱帯暴風雨ララが接近し1人が死亡、韓国南部でも記録的な豪雨で1人が死亡した。

ベネズエラでは、8月15日未明にカラカスで発生した激しい雨により、市内を囲むいくつかの暗渠化された渓谷が氾濫し、3人が死亡した。負傷者の数はまだ報告されていない。多数の住宅が一時的に水に浸かった。また、トルヒージョ、ヤラクイ、アマソナス、タチラ各州では道路の崩壊や農作物への被害が発生した。この災害は、6月24日に同国首都圏を襲った二重地震(ベネズエラで過去2世紀で最悪の自然災害)のわずか1か月余り後に発生したもので、地震ではこれまでに6,000人以上の死者、約20,000人の行方不明者、数十万人の被災者が記録されている。カラカス中心部のサンタ・ロサリアでは、地震後に仮設テントで寝ていた約100世帯が雨でテントを失った。ボリバル大通りでは数十のテントが浸水した。チャカオ市警察署長アルベルト・プラト氏は、犠牲者のうち2人は15歳と17歳の青少年で、ラ・ベガ教区で増水に流されたと確認した。3人目は49歳の女性で、マカラオ教区のエル・ペニョン地区の住民だった。グアイレ川は氾濫寸前となり、市内各所で停電も発生した。

ハワイでは、熱帯暴風雨ララが上陸せずに接近し、ビッグアイランドで約100棟の住宅が基礎から流されるなどの被害が出た。ジョシュ・グリーン知事は、住宅が流された際の死亡者は確認されていないと述べた。一方、ビッグアイランド南部のサウスポイント地域で土曜日に発生した車両事故で1人が死亡したが、これが暴風雨に関連するものかは不明だとしている。日曜日正午までにハワイ全域で20万以上の顧客が停電し、ビッグアイランドでは顧客の約3分の2が停電した。少なくとも3つの病院が発電機で運転している。ハワイ島のマウナケアでは最大風速161キロを記録した。最大総雨量はビッグアイランドで30~35インチ(約89センチ)に達する可能性がある。熱帯暴風雨警報はマウイ、オアフ、カウアイ各郡に発令されていたが、日曜日にはマウイとオアフは解除され、カウアイのみ継続された。

韓国では、慶尚南道巨済市と統営市で週末の豪雨により土砂崩れや洪水が発生し、1人が死亡、2人が負傷した。気象庁によると、巨済では8月15日午前0時から17日午前6時までに782.5ミリの雨が降り、統営では628.9ミリを記録した。巨済の玉浦洞ではアパート1階が土砂崩れに巻き込まれ、1人が死亡した。統営では土砂崩れに埋もれた64歳の女性が救助された。数百人の住民が避難し、道路の冠水や土砂崩れで交通が遮断された。ハンファオーシャンやサムスン重工業などの地元大手企業は従業員の在宅勤務を認めた。韓成淑首相は警察や消防に対し、全リソースを投入して住民の救助と避難者支援にあたるよう指示した。

フィリピンでは、南西モンスーン(ハバガット)の影響でルソン島とビサヤ諸島の一部で雨が予想され、パガサは洪水や土砂災害の可能性に警告を発した。パキスタンでは、ラワルピンディとイスラマバードで大雨により低地が冠水し、ヌライ川の水位がカタリアンで17フィートに達した。ゴルラでは144ミリ、ボクラでは132ミリの降雨を記録した。

各地では現在も復旧作業が進められており、当局は引き続き警戒を呼びかけている。

インド・ビハール州の寺院で将棋倒し、7人死亡・19人負傷

インド東部ビハール州ラキサライ地区のアショク・ダム寺院で8月17日早朝、将棋倒しが発生し、少なくとも7人が死亡、19人が負傷した。ヒンドゥー教の神聖な月シュラーヴァンの第3月曜日にあたり、数千人の信者がシヴァ神への祈りを捧げるため集まっていた。

地元当局によると、寺院敷地外で電線が切れた、あるいは電柱が倒れたという噂が広がり、感電を恐れた信者が逃げ出そうとしたことが将棋倒しの引き金となった。群衆が予想外に膨れ上がり、バリケードの一部が崩壊。人々が互いに押し倒される事態となった。ラキサライ地区行政官シャイレンドラ・クマール氏は「群衆が前例のないほど膨れ上がった。午前6時30分から6時45分ごろ、2本の列車が到着し、さらに混雑が増した」と説明した。上級警察官シヴァム・クマール氏は「正確な原因は検証後にしか分からない」と述べた。

ビハール州首相サムラト・チョウダリー氏は「心が深く痛む」と哀悼の意を表明し、犠牲者の家族に各40万ルピーの補償を発表した。ナレンドラ・モディ首相も「悲しみに包まれている」と述べ、負傷者の早期回復を祈った。負傷者は政府病院で治療を受けており、当局は事故の原因調査を進めている。

インドでは宗教行事での群衆事故が頻発しており、2024年にはウッタル・プラデーシュ州の宗教説法で120人が死亡、昨年はタミル・ナードゥ州の政治集会で36人、アーンドラ・プラデーシュ州の寺院で9人が死亡した。今回の悲劇は、大規模宗教行事における群衆管理の課題を改めて浮き彫りにした。

ベルギー山火事、ドイツ国境に迫るも小康状態――河川低水位とAfD論争も焦点に

ベルギー東部の自然保護区で発生した大規模な山火事が、ドイツ国境から約300メートルの地点まで迫ったが、17日朝までに進展が止まった。消防当局によれば、気象条件が消火活動に有利に働いたという。焼失面積は3,000ヘクタールに達し、ベルギー近代史上最大の山火事となった。消火にはオランダから派遣された水輸送ヘリコプターや、地元農民のトラクターが参加し、数百人の消防士が投入された。ドイツ側では、国境に近いアイフェル地方の町モンシャウで、17戸の住民約30人が予防的に避難したが、現在は火の勢いが弱まっている。

一方、ドイツ国内では河川の低水位が深刻な問題となっている。ライン川などで貨物船の積載量が大幅に減少し、建設業界では砂や砂利などの供給不足が懸念されている。ヘッセン州の建設業者団体のトーマス・ライマン会長は「水上輸送がますます困難になっている」と指摘し、ドイツ建設業連盟も低水位が続けば一部の建設資材に不足が生じる可能性があると警告した。アスファルトや骨材、天然石、燃料などが影響を受けるという。

政治面では、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の違憲性を巡る議論が再燃している。与党SPDの共同党首ラース・クリンクバイル氏は、AfDの禁止は「民主的な義務」だと主張し、法学者らによる報告書も提出された。しかし、連立与党であるCDUは禁止に反対しており、実現には至っていない。9月には東部の州議会選挙が控えており、AfDが政権を握る可能性も指摘されている。

さらに、ベルギー東部のデンデルモンデでは、建設現場の改修工事中に金塊約50本と金貨の山が発見された。推定価値は900万ユーロ(約1,040万ドル)以上とされる。警察は宝探しを目的とした現場への立ち入りを警告し、「金の助言:本当に無意味だ」と述べた。発見された金の所有権は未確定で、警察は連邦政府の高保安金庫に保管している。

これらの出来事は、気候変動による自然災害の激化、経済活動への影響、政治的分断、そして予期せぬ発見という、現代ヨーロッパの多様な側面を浮き彫りにしている。山火事の消火活動は続いており、ドイツ国境への再接近のリスクは依然として残る。

生活・健康 (Life & Health)

コンゴ民主共和国のエボラ流行、史上最悪の致死数を記録

コンゴ民主共和国で発生中のエボラ出血熱の流行が、同国史上最悪の致死数を記録した。政府のデータによれば、日曜日時点で累計死者数は2,325人に達し、2018年から2020年にかけての流行時の2,299人を上回った。同国公衆衛生研究所の最新報告では、確定症例数は4,945件に増加し、過去24時間で101件の新規症例が検出された。

今回の流行は同国にとって17回目であり、7月下旬には症例数で過去最大となっていた。世界保健機関(WHO)の記録によれば、今回の流行は西アフリカで2014年から2016年にかけて発生した流行(ギニア、リベリア、シエラレオネで28,616件の症例と11,310人の死者)に次ぐ規模である。西アフリカの流行では死者1,000人に達するまで約5か月を要したのに対し、今回の流行は3か月足らずで2,000人を超える死者を出した。

現在の流行は、承認されたワクチンや治療法が存在しないブンディブギョ種のエボラウイルスによって引き起こされている。5月15日に流行が宣言されて以降、医療インフラの脆弱さ、地域社会の抵抗、不安定な情勢が症例の特定と対応を妨げている。確定感染後の致死率は6月初旬の約20%から46%に上昇しており、確認された症例のほぼ2人に1人が死亡している。専門家は、これはウイルスの致死性が高まったことを示すものではなく、監視体制、症例検出、医療へのアクセスの持続的な欠陥を反映していると指摘する。

国境なき医師団(MSF)の公衆衛生専門家トーマス・パリッシュ氏は、「通常、流行が進むにつれて、接触者追跡が改善され、患者が早期に特定・治療されるため、致死率は低下するはずだ」と述べた。その一方で、「多くの症例が非常に遅れて検出され、治療が成功する可能性が低く、地域社会で死亡した後に特定されるケースが多い」と現状を憂慮した。

国連人道問題調整事務所(OCHA)のトム・フレッチャー氏は先週、「この流行は記録上最も速いペースで拡大しており、30分ごとに1人が死亡している」と警告した。WHOのテドロス事務局長も、現在のペースが続けば、西アフリカの流行を上回る最悪の流行になるとの見方を示した。

流行は隣国ウガンダにも拡大したが、同国では死者2人、確定症例20人に抑え、先月には流行の終息を宣言した。現在、少数の実験的ワクチンと治療薬が評価されており、オックスフォード大学のチームが開発したブンディブギョ種向けワクチンの初の人体試験が英国で承認された。WHOはまた、既存の抗ウイルス薬2剤の有効性を検証する臨床試験をコンゴで実施している。

今回の流行は、コンゴ東部での紛争と避難民の移動が感染拡大に拍車をかけている。イトゥリ州では症例の約90%と死亡の約80%が集中しており、同州には90万人以上の国内避難民がいる。医療システムへの資金援助は70%削減され、水と衛生プログラムは73%削減された。国際社会の迅速な対応が求められている。

スポーツ (Sports)

ロドリ、バルセロナ移籍が合意 マンチェスター・シティはコミュニティシールドで大敗

バルセロナはマンチェスター・シティと、スペイン代表主将ロドリの移籍で合意に達した。複数の報道によれば、移籍金は約6540万ポンド(約8847万ドル)で、契約期間は4年間となる。ロドリは2024年のバロンドール受賞者であり、今夏のワールドカップでスペインを優勝に導いた中心人物だ。シティではプレミアリーグ4回、チャンピオンズリーグ1回を含む主要12タイトルを獲得している。

移籍交渉は難航した。バルセロナは当初4500万ユーロを提示したが、シティは9000万ユーロを要求。最終的に総額7000万ユーロから7500万ユーロの間で決着したとされる。ロドリ本人がレアル・マドリードからの関心を断り、バルセロナ行きを希望したことが決め手となった。バルセロナではフレンキー・デ・ヨングの負傷離脱を受けて中盤の補強が急務となっていた。

一方、マンチェスター・シティはコミュニティシールドでアーセナルに0-3で大敗した。ペップ・グアルディオラ前監督の後任として就任したエンツォ・マレスカ監督のデビュー戦は、開始24秒での失点から崩れた。カルフィオーリ、ハフェルツ、ウーデゴールが得点し、アーセナルが圧勝した。ロドリは背中の手術からの回復途上でこの試合を欠場しており、移籍は既定路線となっていた。

ロドリは今後、バルセロナで背中のリハビリを続け、8月23日のリーグ開幕戦(エルチェ戦)に間に合う可能性がある。バルセロナは今夏、アンソニー・ゴードン、カリム・アデイェミ、ジェシー・ビシウに続く大型補強となる。さらにジョアン・カンセロの獲得も近いと報じられている。

カメルーン、女子アフリカネイションズカップ初優勝 マラウイを3-0で下す

カメルーンが16日、モロッコのラバトで行われた女子アフリカネイションズカップ(WAFCON)決勝で、大会初出場のマラウイを3-0で破り、初優勝を果たした。マリー・ンガーが前半に2得点、ナオミ・エトが1得点を挙げ、カメルーンは過去3回の決勝敗退を経て、悲願のタイトルを手にした。

カメルーンは予選でアルジェリアに敗れて出場権を失ったが、大会が12チームから16チームに拡大されたことで出場機会を得た。決勝では、マラウイのチャウィンガ姉妹を抑え込み、序盤から主導権を握った。ンガーは20分に先制点を挙げ、エトが29分に追加点、ンガーが前半終了間際に3点目を決めて試合を決定づけた。

マラウイは世界ランキング153位ながら、優勝候補のナイジェリアやエジプトを破っての決勝進出だったが、力の差を見せつけられた。カメルーンは準決勝で開催国モロッコをPK戦で下しており、ゴールキーパーのビヒナが大会最優秀GKに選出された。

この結果、カメルーン、マラウイ、モロッコ、アルジェリアの4チームが来年のブラジル女子ワールドカップ出場権を獲得した。FIFA会長のインファンティーノとCAF会長のモツペが試合を観戦し、インファンティーノはカメルーン選手にメダルを授与した。

ハント史上初の4冠、アッシャー=スミス最多メダル記録更新 欧州選手権閉幕

英国バーミンガムで開催された欧州陸上選手権は最終日を迎え、大会史上初となる個人4冠を達成したエイミー・ハント(24歳)と、同大会史上最多メダル記録を更新したディナ・アッシャー=スミス(30歳)の快挙で幕を閉じた。ハントは混合4×100メートルリレーでアンカーを務め、欧州新記録となる39秒97で優勝。100メートル、200メートル、女子4×100メートルに続く今大会4個目の金メダルを獲得し、92年の大会史上初の快挙を成し遂げた。

アッシャー=スミスはこのリレーで欧州選手権通算8個目の金メダル、合計11個目のメダルを獲得。ポーランドの伝説的スプリンター、イレーナ・シェビンスカが1966年から1978年にかけて記録した10個を上回り、大会史上最も成功した選手となった。ハントは「私は本物のGOATの隣に立っている」とチームメイトを称賛した。

英国はこの日、ジョージア・ハンター・ベルが女子1500メートルで金メダルを獲得するなど、最終日に5個のメダルを追加。通算19個(金9個)としたが、メダル表の首位はイタリアで、男子4×400メートルリレーで英国を0秒03差で制し、通算22個(金10個)で大会を終えた。ドイツはフレデリク・ルッペルトが3000メートル障害で金メダルを獲得するなど、通算21個(金6個)で3位となった。

一方、パリで行われた欧州水泳選手権では、フランスのレオン・マルシャンが400メートル自由形で今大会2個目の金メダルを獲得。200メートルバタフライに続く勝利で、股関節の負傷から回復途上にある中での快挙となった。英国は最終日に2個の金メダルを追加し、金8個でメダル表の首位に立った。

バングラデシュ、オーストラリアで歴史的初勝利 リトン・ダスの闘志が象徴する新時代

バングラデシュがダーウィンで開催されたオーストラリアとの第1回テストクリケットで、9ウィケット差の歴史的勝利を収めた。オーストラリア国内でのテスト勝利は初めてであり、世界ランキング1位の相手に対する番狂わせとして、同国史上最大の偉業と称されている。試合は4日目に終了し、バングラデシュは57ランを追走して勝利を決定づけた。

試合の象徴的な場面として、ウィケットキーパーのリトン・ダスとスティーブ・スミスの口論が挙げられる。オーストラリアの第2イニング中、バングラデシュがキャッチをアピールした際、スミスがレビュー使用を挑発するように促したのに対し、リトンは「お前は打席に立て。ただ打つだけだ」と応酬した。このやり取りはスタンプマイクに捉えられ、元オーストラリア選手のデビッド・ワーナーは「リトンがスミスと言い争って以降、彼らはイニング中ずっと黙らなかった。彼らは自分たちを信じ、飢えていた」と評した。

試合内容では、初日にハサン・マフムドがキャリアベストの6ウィケットを奪い、オーストラリアを198ランに抑えた。バングラデシュはタンジド・ハサンの初テスト世紀(101ラン)などを含む426ランを記録。オーストラリアはキャメロン・グリーンの104ランで応戦したが、メヘディ・ハサン・ミラズが最終日に4ウィケットを追加し、284ランで打ち取った。ミラズは「全てが完璧だった」と語った。

一方、敗れたオーストラリアはオーバーレート違反による国際クリケット評議会(ICC)の制裁を受ける可能性が浮上している。3日目に規定の90オーバーに対し86オーバーしか投げられず、選手1人当たり最大4,000ドルの罰金、チーム全体で最大44,000ドルの制裁金に加え、ワールドテストチャンピオンシップ(WTC)のポイントが最大4点減点される恐れがある。オーストラリアは過去にも2020年のインド戦で同様の減点を受け、WTC決勝進出を逃した経緯がある。

この勝利はバングラデシュの外交面にも影を落としている。タリク・ラフマン首相のインド訪問を巡り、バングラデシュ政府はシェイク・ハシナ元首相の引き渡しをインドに要求するなど、厳しい条件を提示した。ハシナ氏はインドで公開発言を続けており、バングラデシュはこれを主権侵害と非難している。第2テストはマッカイで土曜日に開始され、バングラデシュは1勝0敗でシリーズをリードしている。

インド代表、パディカル167の活躍でスリランカ戦を優位に進めるも雨の影響懸念

ガルで開催中の第1回インド対スリランカ・テストマッチは、インドが初回イニングで462点を記録し、スリランカの99対5に対し圧倒的な優位に立っている。3日目は雨の予報が出ており、試合進行に影響が出る可能性がある。

インドは2日目終了時点で460対9とし、3日目の朝に最後のウィケットを失い462点でイニングを終えた。最終打者のプラシッド・クリシュナがウィケットキーパー・ニロシャン・ディックウェラの捕球によりアシタ・フェルナンドの2つ目のウィケットとなった。スピンボウラーのプラバス・ジャヤスリヤとケシャラ・ヌワンタが7つのウィケットを分け合った。

トップオーダーのデブダット・パディカルは、キャリア最高の167点を記録し、インドのイニングを支えた。左打者のパディカルは5時間半以上にわたり230球を打ち、15本の4と1本の6を放った。これはインド人打者によるスリランカでの4番目に高い得点であり、サチン・テンドルカールの203点、ビレンダー・セワグの201点(ノーアウト)、シカール・ダワンの190点に次ぐものだ。K.L.ラーフルは82点、ドゥルブ・ジュレルは51点でしっかりと支援した。

スリランカは初回イニングで99対5と苦戦しており、インドの速球投手モハメド・シラジが先頭打者ニシャン・フェルナンドを0点に抑え、スピンボウラーのマナフ・スターが初球でディネシュ・チャンディマルを5点でアウトにした。スターはラヒル・ウダラも27点で退け、インドのキャプテン、シュブマン・ギルはダイビングキャッチでカミンドゥ・メンディスを14点で退けた。

ピッチはスピンボウラーに有利な状態で、初日は73オーバー、2日目は43オーバーしか実施できず、雨の影響が続いている。3日目は降水確率83%と予報されており、試合の進展が懸念される。ガルはアジア初の50回目のテストマッチ開催地となった。

シェフラーがフェデックス・セントジュード選手権で圧勝、約7か月ぶりの優勝

世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが、フェデックス・セントジュード選手権で8打差の圧勝を収め、1月のザ・アメリカン・エキスプレス以来となる約7か月ぶりの優勝を果たした。最終ラウンドを4アンダー66で回り、通算17アンダー263でフィニッシュ。TPCサウスウィンドでの大会史上最大の勝利差となった。

シェフラーは3番ホールでバンカーショットがスプリンクラーの蓋に当たり池に入る不運なボギーがあったものの、5、6番で連続バーディを奪い、その後も安定したプレーで後続を引き離した。2位は韓国のキム・シウーで通算9アンダー。サム・バーンズとアレックス・ノレンが通算8アンダーで3位タイとなった。

今季は5度の2位を含む好成績を挙げながらも勝利から遠ざかっていたシェフラーは、「統計は別として、トーナメントに勝つことはまた別だ。今週は良い週だった」と語った。この勝利でフェデックスカップのポイントをさらに伸ばし、次週のBMW選手権に臨む。

ランスがPSG撃破でスーパーカップ初優勝、数的不利乗り越え歴史的戴冠

フランス・スーパーカップ(トロフェ・デ・シャンピオン)は16日、ランスのスタッド・ボラールト=デレリスで行われ、RCランスがパリ・サンジェルマン(PSG)を1-0で下し、クラブ史上初の優勝を果たした。ランスは前半32分にフロリアン・トーバンのゴールで先制したものの、同39分にキリアン・アントニオが一発退場となり、以降は10人で戦うことを強いられた。それでも守備陣が耐え抜き、終了間際にはPSGのヌーノ・メンデスも退場となり、数的不利を乗り越えての歴史的勝利となった。

ランスは5月に前監督ピエール・サージュの下でフランス杯を初制覇しており、今季から就任したディノ・トップメラー新監督の初公式戦で早速タイトルを獲得した。一方、PSGは4日前にUEFAスーパーカップでアストン・ビラを破ったばかりだったが、連続タイトル獲得とはならなかった。ルイス・エンリケ監督は「我々はより多くの価値に値したと思うが、ランスを祝福しなければならない。彼らは勝利し、非常に良いプレーをした」と語った。

試合はPSGがボールを支配する展開となったが、決定機を作り出せず、ランスのGKロビン・リセールの好守もあって得点を奪えなかった。ランスは前半32分、マチュー・ユドルのクロスをトーバンが押し込んで先制。その後アントニオがマネス・アクリウシュへの危険なタックルで退場となると、ランスは守勢に回ったが、デジレ・ドゥエのシュートがクロスバーに当たるなど運も味方した。後半もPSGは攻め続けたが、オスマン・デンベレやファビアン・ルイスらを投入するも決定力を欠き、終了3分前にはメンデスが相手への肘打ちで退場。数的不利が解消されたランスがそのまま逃げ切り、初タイトルを手にした。

この結果、ランスは昨季リーグ・アンでPSGに次ぐ2位となり、フランス杯優勝で出場権を得たスーパーカップで雪辱を果たした格好だ。PSGは来週日曜のリーグ・アン開幕戦でレンヌと対戦するが、メンデスを出場停止で欠くこととなる。