バングラデシュのサラフディン・アハメド内相は、国内に居住する全ての人々はバングラデシュ市民であり、憲法の枠組みは「先住民族」としての独自の身分を認めていないと述べた。これは、チッタゴン丘陵地帯研究財団主催の円卓会議で述べられたもので、同氏は「バングラデシュに先住民族は存在せず、全ての人はバングラデシュの住民である。全ての市民の権利と機会は憲法の下で平等に保護されている」と強調した。また、昨年7月の国民憲章で、バングラデシュ国民のアイデンティティを「バングラデシュ人」と定義することに政党や関係者が合意したと述べ、国家主権と領土一体性の保護の基盤だと説明した。一方で、少数民族や部族の宗教的・社会的・文化的遺産の保護と保存には引き続きコミットし、恵まれないコミュニティを主流に統合するための特別措置や割り当て制度が憲法に基づいて存在すると述べた。
解放戦争問題相のアフメド・アザム・カーン氏は、前首相シェイク・ハシナ氏が国の経済を略奪し、崩壊寸前に追い込んだと非難した。「ハシナ氏は国の経済を略奪し、ほぼゼロにまで落とし込んだ」と述べ、現政権は「空手で政権に就いた」と主張した。また、ムハマド・ユヌス前政権は18カ月の在任中に経済を立て直せず、最終月には給与支払いの不確実性に直面したと述べた。その上で、現政権は家族カードや農民カード、健康カードなどの社会福祉プログラムを開始しており、家族カードの配布は今後2〜3カ月以内に始まり、各家庭の母親にカードが配布されると述べた。
一方、ザヘド・ウル・ラフマン首相報道顧問は、ハシナ氏がバングラデシュに帰国すれば完全な安全保障が提供され、司法手続きに直面する場合には必要な法的権利が保証されると述べた。同氏は、インドがハシナ氏の引き渡しに協力しておらず、滞在中の政治活動を許可していると非難し、「インドは将来のバングラデシュとの関係を真剣に考慮すべきだ」と述べた。
内相はまた、スウェーデン大使に対し、ロヒンギャ難民の生活条件改善のための支援拡大を要請した。同氏は「彼らのミャンマーへの安全で尊厳ある持続可能な帰還が危機の唯一の解決策だ」と述べ、スウェーデンがロヒンギャ・ドナー・グループの共同議長国として国際社会の注目を集める上で重要な役割を果たすと強調した。さらに、米国ビジネス評議会の代表団に対し、バングラデシュへの投資拡大を呼びかけ、投資に適した環境と外国人投資家への包括的な安全保障を保証した。
保健相のサルダール・サカワット・ホサイン氏は、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するには保健省だけに頼るのではなく、関連する全省庁が関与する協調的な計画と共同イニシアチブが必要だと強調した。「教育、法秩序、ジェンダー不平等の是正に加え、水や社会福祉などの分野を保健セクターと統合する必要がある」と述べ、予防を基盤とすることが首相の最優先事項であると述べた。また、沿岸地域の水危機に言及し、南西部の人々が安全な飲料水の不足と塩分濃度の上昇により変色した水を飲まざるを得ない状況にあると述べ、先月パリでの会議で国際協力の確約を得たと明かした。
ドイツでは、ヘッセン州の科学大臣ティモン・グレメルス氏が、故郷のカッセル大学に連邦政府の迅速建設イニシアチブから6750万ユーロを割り当てたことが、緑の党から「故郷の選挙区を優遇した」と批判されている。緑の党は、このプロジェクトがヘッセン州の大学で実際に追加資金を受け取る唯一のものであり、説明が必要だと主張している。州政府は、他の9つの大学にも2026年から2029年にかけて総額2億3000万ユーロが配分されると反論しているが、批判は収まらない。
また、ドイツの新保健相カーステン・リンネマン氏は、看護分野の改革に直面している。前任者のニナ・ヴァルケン氏が医療保険節約法を成立させて首相府大臣に昇進した後を受けて、リンネマン氏は看護再編法の草案を引き継いだ。この法律は、保険料負担者と施設入所者の財政負担を安定させると同時に、看護構造を近代化することを目指しているが、左派は完全保険や自己負担額の上限を求めており、部分保険モデルを強化することが重要だと論じている。
これらの動きは、バングラデシュ新政権が経済再建と国内統合に全力を挙げる一方で、国際社会との関係強化を図っていることを示している。また、ドイツでは科学政策と医療政策をめぐる政治的駆け引きが続いており、新政権の課題は山積している。