米コロラド州デンバー国際空港で、離陸滑走路上を走行中のフロンティア航空の旅客機が歩行者を巻き込み、死亡させる事故が発生した。空港当局によると、機体は離陸準備中に滑走路に侵入した人物と衝突し、直ちに飛行を中止。救急隊員が現場に急行したが、歩行者は死亡が確認された。
事故当時、機体は離陸滑走路上を加速中だったとみられる。空港の安全管理担当者は、滑走路への不正侵入を防ぐためのフェンスや監視システムの点検を直ちに実施すると発表。連邦航空局(FAA)も事故原因の究明のため、フライトレコーダーの回収と関係者への聴取に乗り出している。目撃者によると、衝突音とともに機体が緊急停止し、空港周辺で一時交通麻痺が生じたという。
同空港は事故後の安全点検のため一部滑走路を閉鎖し、多数のフライトに遅延や欠航が生じている。航空業界では、地上での歩行者侵入防止策の強化と、空港施設のセキュリティ体制の見直しが改めて課題として浮上している。当局は捜査と再発防止策の策定を急ぎ、航空利用者の安全確保に向けた体制強化が求められている。