2026 FIFAワールドカップのグループステージが最終日を迎え、カボベルデが初出場ながら無敗(3分)で史上初の16強入りを果たした。グループHではスペインがウルグアイを1-0で下し首位通過を決め、ウルグアイは2ポイントで早々敗退した。グループGではエジプトとイランが1-1で引き分け、エジプトが2位通過、イランは3位で8チームが繰り上がる3位以内の争いに残った。また、セネガルがイラクを5-0で撃破し、同様に3位通過の可能性を維持している。
グループHの最終戦、スペインはウルグアイに1-0で勝利し、7ポイントでグループ1位を確定させた。42分にアレックス・バエナがゴールを決めたが、これはウルグアイGKフェルナンド・ムスレラのミスプレーに起因するものだった。2ポイントに終わったウルグアイはグループステージ敗退となり、マセロ・ビエサ監督は責任を一身に引き受けた。ビエサ監督は会見で「我々は7ポイントに値するプレーをしていたが、2ポイントしか得られなかった」と語り、選手との関係性や戦術への不満も示唆した。一方、カボベルデはサウジアラビアと0-0で引き分け、スペインの勝利も手伝ってグループ2位通過。人口50万人未満の国としては史上初の快挙で、ディアスポラ出身の選手を起用した戦略が実を結んだ。彼らは16強で王者アルゼンチンと対戦する。
シアトルで行われたエジプト対イラン戦は白熱した。エジプトは5分にマフムード・サエルが先制すると、イランはラミン・レザイアンが14分に同点に追いつき、メフディ・タレミがPKを失敗した後も攻め続けた。アディショナルタイム(試合終了間際)にショジャ・ハリルザデが得点したかに見えたが、VARによりオフサイドと判定され取り消された。結果1-1の引き分けとなり、エジプトが5ポイントで2位通過、イランは3ポイントで3位となった。イランのタレミ主将とアミール・ガレノエイ監督は、ホスト国による移動制限や物流面の不条理を強く批判し、FIFAに改善を求めた。セネガル対イラク戦では、セネガルがハビブ・ディアラ、イスマイラ・サール、パップ・ゲイ(2得点)、イリマン・ンダイェのゴールで5-0の大勝を収め、イラクを0ポイントで撃破した。セネガルのパップ・ティアウ監督は「得点は挙げられたが改善の余地がある」と冷静な評価を下しつつ、8チームが繰り上がる3位以内の枠組みで最終的な出場権の行方を注視している。
グループステージ終了により、出場32チームのうち26チーム以上の進出が確定しつつある。カボベルデの躍進やイラン・セネガルの接戦は、48チーム制への拡大がもたらした多様なドラマを象徴している。16強トーナメントは6月28日から開始され、各チームが最後のグループステージで得たポイント差や得失点差を武器に、勝者か敗者かの分かれ道に挑む。小国が頂点に挑む構図が定着する中、今後の展開がワールドカップの新たな歴史をどのように塗り替えるかが注目される。