北朝鮮の金正恩最高指導部が、軍部・党幹部の汚職粛清に本格的に乗り出した。ソウル行政裁判所などの報道によると、金正恩氏は軍・党トップの合同会議を招集し、前少将の朴輝哲氏を公に非難した。朴氏は朝鮮人民軍総政治局の組織担当副局長を務め、昇進の売り買いや賄賂収受、国家資金の横領など4年間にわたる不正行為に関与した疑いが持たれている。北朝鮮大学校のヤン・ムジン教授は、この粛清が経済権力を拡大させる軍将校に対する警告であり、「君たちは常に監視されている」というメッセージであると分析している。
同時に、北朝鮮の朴泰成首相が中国を訪問し、両国の経済協力再開に向けた基盤作りを進めている。65年目を迎える両国友好条約締結を記念し、習近平国家主席や李強首相との会談を実施。交通網の接続性向上、貿易拡大、公共福祉分野での協力を協議した。北京の都市鉄道管理センターや天津の低炭素循環経済施設視察からは、国際制裁下にある北朝鮮が物流・リサイクル技術の導入に期待を寄せている様子がうかがえる。専門家は、ロシアとの軍事同盟を深める北朝鮮に対し、中国が戦略的関係の再確認を図る動きだと指摘する。
一方、韓国では社会構造の変化が統計データに明確に表れている。韓国統計庁のデータによると、2025年に結婚した女性のうち、無職・主婦・学生だった割合は2008年当時の約5分の1に減少し、3万3143人となった。これは78.6%の減少に相当する。代わりに会社員や専門職・関連職(医師、弁護士、裁判官など)の比率が増加し、2025年には専門職が最も多い雇用形態となった。初婚平均年齢は31.6歳に上昇し、30〜34歳の女性雇用率も大幅に向上。二重所得世帯は過去最高の615万世帯を記録した。
軍事・社会面では、東海(日本海)で北朝鮮の実質的な海上境界線付近をパトロール中の韓国海軍水兵が行方不明となり、翌月曜日に遺体で発見された。海岸から約52km東の海域で発見され、民間警察と軍事捜査機関が共同で死因と事故の経緯を調査する予定である。北朝鮮側にも捜索協力が要請されたが、進展はない。
スポーツ分野では、フランス・シャモニーで開催された2026年IFSCクライミングワールドカップ第8戦で、韓国選手のソ・チェヒョン氏が女子リード競技で銅メダルを獲得した。米国選手のアニー・サンダース氏が金、ブルガリア選手のアレクサンドラ・トトコヴァ氏が銀を獲得した。ソ氏は今季4戦連続の表彰台入りを果たし、好調なペースを維持している。
司法面では、ストーカー行為の疑いで勤務先を異動させられた鉄道労働者が提訴した事件で、ソウル行政裁判所は異動を正当と判断した。裁判所は、ストーカー被害者の保護のため、事実確定前の仮措置として異動を行う権限は雇用者にあり、無罪推定の原則に違反しないと解釈。通勤時間や給与減の主張も証拠不十分として退けた。
歴史評論家の李慶姫氏は、1994年の金日成主席急死を機に始まった朝鮮半島の核危機の歴史を振り返り、現在の北朝鮮の核武装と米国との対立構造が長期的な対話の難しさを生んでいると指摘。トランプ米大統領との対話再開の可能性に触れ、ソウル側が持続可能な対話のための明確なロードマップを示すべきだと提言している。