2026年ワールドカップ(米国・カナダ・メキシコ共催)で、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドが新たな歴史を刻んだ。41歳となったロナウドは対ウズベキスタン戦(ヒューストン)で2ゴールを決め、通算10得点でエウゼビオの記録を抜いてポルトガル代表のワールドカップ歴代最多得点者となった。さらに、2006年から6大会連続得点を記録し、サッカー史上初の快挙を成し遂げた。この勝利でポルトガルはグループKの突破、すなわち32強進出に王手をかけた。
一方、アルゼンチンのリオネル・メッシも記録を更新した。対オーストリア戦で2得点を挙げ、通算5得点でミロスラフ・クローゼのワールドカップ通算得点記録(17得点)を抜き去り、自身18得点の世界記録を樹立した。メッシは2戦5得点でグループJを首位通過し、32強進出を確定させた。フランスのキリアン・ムバッペもイラク戦で2ゴールを決め、ワールドカップ通算得点を16得点とし、クローゼに並んだ。フランスも32強入りを決めた。
今大会は48チーム制を採用しており、グループ突破後の次のラウンドは「32強」となる。グループステージでは、対戦成績を最優先するタイブレーカールールが導入され、グループ最終節の試合展開がこれまでとは異なる緊張感を生んでいる。イングランドはクロアチア戦で4-2勝利し、32強への切符を目前に控える。ノルウェーもエーリング・ハーランドの活躍でセネガルに3-2勝利し、28年ぶりの32強入りを果たした。
ワールドカップの舞台裏では、FIFAジャンニ・インファンティーノ会長がドナルド・トランプ米大統領に7月19日の決勝戦(ニュージャージー州)でトロフィー授与を依頼し、大統領がこれを受諾したと報じられた。また、中東のヨルダンでは首都アンマンでアルジェリア戦の公衆視聴イベント中に発生した群衆事故により、約20歳の男性ファン1人が死亡、8人が負傷する悲劇も起きた。米国政府はイラン代表の渡米制限を緩和し、試合前日ではなく前々日の入国を許可したと発表した。
グループステージの終盤戦を前に、アフリカ勢の躍進も目覚ましい。モロッコ、エジプト、ガーナ、カーボベルデ、コンゴ共和国などが32強入り候補として名前を上げている。48チーム規模となった今大会は、記録更新と歴史的な突破ラウンドへ向けた激闘がさらに加速している。